アドラー流リーダーシップ:「部下」が次のステップの糧にできる『注意の与え方』とは?

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー

今回も、リーダーであるあなたが参考にして頂ける情報をシェアしていきます!!

サポート役は、「管理職」になりたてで【貢献型】リーダーを目指す

「輝月のぞみ」さんに今回もお願いします。

のぞみ さん、宜しくお願いします!

のぞみ
よろしくお願いします。【貢献型】リーダーを目指して頑張っています! 今回も楽しみながらサポートさせて頂きますっ!
たかはしみのる
はい、よろしくお願いします。では、いってみましょ~。

アドラー心理学に基づき、部下を指導する場合には、

感情を交えず、相手を傷つけることなく
改善点を明確に伝えるべきという事になります。

ここで、上司として自己の感情を交えず
部下を傷つけることなく注意するためには、

どうすれば良いのでしょうか?

その方法について、解説していきます。

 

職場全員の前で叱らず「一対一」で注意する

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職場に、
「部下のことを道具のように扱う」上司はいないでしょうか?

指導する際は常に感情的になり、職場メンバー全員の前で

 「何やってるんだ。気が抜けてるだろ」
 「1件も成約がないのに、よく帰ってきたな」

など、「部下のことを叱らなければ動かない」
という先入観に縛られているのです。

このような上司は、部下からも信頼されず、
上司も部下のことを信頼していません。

このような上司の方に知っていただきたいことがあります。

まず、部下という立場の人も
「人間としてのプライド」があります。

相手のプライドを傷つけるようなことになるならば、
別室で正しく指導することが原則です。

別室で正しく指導すれば
失敗の原因を自発的に考える余裕を与えることができるからです。

 

本人に了承を得て「失敗」を次の糧として利用する

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部下の失敗というのは、社内において、生きた教材となります。

上司が部下から了承を得ず、

「○○くんは、こんなことをしてこんな失敗をしたんだ。
 みんなも、気をつけてほしいと思う。」

このような説明の仕方をされたら、
上司が自分の失敗を周囲に言いふらしたと思うでしょう。

まず、部下の失敗を社内で共有したいと考えるならば、
部下の了承を得ることが絶対です。

そして、上司から説明するのではなく、
部下本人の口から説明してもらいます。

これにより
自分の中で「失敗した出来事を整理する」ことができ、

自分にとって次の一歩の糧とすることができます。

また、社内でも失敗を防ぐための貴重な情報となります。

 

全体の「一部に対して」正しく指導する

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上司が、部下の指導をする際、過去の失敗を引き合いに出し、
「過度の一般化」を行ってしまう場合があります。

「○○さんは、いつも失敗してばかりだね。」
「あれもこれも、すべて同じような失敗じゃないか。」

部下も会社に所属している以上、少なからず貢献しています。

「過度の一般化」による表現をすることで
業務内容すべてがマイナス行動であるかのような発言を
しないようにすることが大切です。

一部の間違いについて、正しく指導することが
アドラーの提唱している、信頼が得られる注意の与え方です。

 

まとめ

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たかはしみのる
まとめです!!

(1)部下への指導は、「改善点」を明確に伝える
(2)相手の立場を意識して、「一対一」での指導を心掛ける
(3)「成長の糧」とできる指導を心掛ける
(4)「過度の一般化」による指導ではなく、一部に対して「改善」を求める

のぞみ
今回も、ありがとうございました。「注意の与え方」大切ですね。参考にして実践に採り入れたいと思います。それでは、また次回、よろしくお願いします。

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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