アドラー流リーダーシップ:部下のミスを本人に「適切」に伝える方法は?

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー

今回も、あなたがパワーアップするお話をシェアしていきます(^^)

サポート役は、
「管理職」になりたてで組織に【貢献】しながら部下を【育て】るリーダーを目指す

「輝月のぞみ」さんに今回もお願いします。

のぞみ さん、宜しくお願いします!。

のぞみ
今回も頑張ってサポートします!
「貢献型リーダー」になれるよう頑張っていますので、よろしくお願いします。
みのるコーチ
はい、よろしくお願いします。では、早速はじめましょう!

職場のリーダーである、あなたが、役員に対し、書類を提出しました。

その際、役員の1人が、

「ここに書き間違いが存在する。以後は、気をつけてくださいね。」

と言いました。

その内容を確認すると、あなたの部下がした失敗でした。

あなたは、部下に対して、なんと伝えますか?

 

失敗してしまった部下への伝え方

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役員に間違えていると指摘された結果、3つの選択肢から行動を選び、
部下教育を実施できます。

(1)

上司(1)
「君のせいで、恥をかいたじゃないか。なんでそんな失敗をするんだ。」

(2)

上司(2)
「皆さん、長時間仕事をしていたので疲れてしまったのでしょう。君だけが悪いのではないよ。」

(3)

上司(3)
「○○さん、昨日は本当にありがとう。おかげさまで仕事が完了しました。しかし、最後の欄にミスがありました。」

 

アドラーの提唱する勇気づけが改善を促す

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上記で、

(1)を選んでしまった場合、
部下は、上司のことを不信に思ってしまうでしょう。

権威を示すような指導方法が、上手くいかないのは当然のことです。

次の(2)ですが、
この方法では、部下が、どのような事実が存在したのか、知ることができません。

このような伝えられ方をすると、自分の失敗を自覚できない可能性もあります。

作業内容として間違っていることがあれば、事実として伝える必要があります。

最後の(3)が、アドラー的であり、正しい指導方法となります。

頑張っているという事実を認めたうえで、間違っていることに関しては、
ごまかすことなく明確に伝えることが、部下教育には大切なのです。

権威を示さなくても、(3)の伝え方であれば、
自主的に失敗に対する改善を促すことができるでしょう。

 

プライドが高い上司は、職場で尊敬されない

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上司としてのプライドから
部下に対して優しい姿を見せることができないというのであれば、

部下から信頼されることはないでしょう。

上司というのは、職場で恐れられる存在ではありません。

どのような状況においても
仕事を効率良くこなすことができ、すべてのメンバーに信頼される人こそが
上司としての理想像なのです。

そのため、上司としての威厳を守るという考え方から、
優しい言葉をかけられなかったり、

年下だからといって、そっけない態度をとっていると、
部下は、近寄ってこなくなるでしょう。

失敗が多い部下であったとしても、必ず学ぶべきところというのはあります。

学ぶことができる部下に対して、フライドからそのような行動に出るのは、
つつしむべきでしょう。

ぜひ、上司として心のゆとりを持っていただきたいと思います。

 

まとめ

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みのるコーチ
はい、まとめましょう!!

(1)権威を示せば、信頼を失う。
(2)ミスをしたという事実は、必ず伝える。
(3)失敗を伝える際は、勇気づけを忘れない。
(4)部下が年下でも、必ず学べるところがある。

のぞみ
ありがとうございました。
「勇気づけ」を行って、ミスは事実を適切に伝える。これが大切なのですね。現場で活かしていきます!
それでは、また次回、よろしくお願いします。

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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