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「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー
今回も、リーダーであるあなたにパワーアップ情報をシェアしていきますね!
サポート役は、「管理職」になりたてで【貢献型】リーダーを目指す
「輝月のぞみ」さんに今回もお願いします。
のぞみ さん、宜しくお願いします!。
上司と部下の関係では、
仕事中に、相手に欠点が見つかったからといって安易に批判してはいけません。
安易に批判をすると、上司と部下という関係が壊れてしまい、
上司の、相手のことを思う気持ちが逆効果となってしまう可能性があるのです。
今回は、
「共感的な態度」
が、部下を変えるというお話をしていきたいと思います。
部下の事情に対して配慮しない上司は、信頼を失う
上司という立場で部下を指導する場合、
部下の考え方や見方を尊重せずに、行われてしまった指導は、
「自分の価値観を押し付ける」
ことと変わりありません。
例え、指導する内容が間違っていなかった場合でも、
部下から反発される可能性があります。
部下が上司と話すことをやめて、ご機嫌伺いを始める理由
上司が部下に対して、配慮のない発言を続けると
部下は、上司の機嫌を伺い始めます。
何か少しでも欠点があると、
上司に価値観を押しつけられる可能性があると感じるようになりますので、
そのような状態を防ぐために機嫌を伺い始めるのです。
何気なくこのようなことを、部下に対して言っていないでしょうか。
「この程度しか、進んでいないのか。気持ちが入ってないんじゃないか。」
アドラーの心理学を理解していれば、このような発言はしないでしょう。
相手のことを配慮する考え方を持てば、
部下は、風邪であることを隠して会社に来ているのかもしれません。
または、腹痛が発生しているにも関わらず、
周りに迷惑をかけまいと、会社に来ているのかもしれません。
そのような状態で、上司から指導されたとしても、
部下としては非常に迷惑なのです。
共感的な態度が部下の心に信頼を与える
アドラーの提唱している
「共感的な態度」
というのは、
相手がどのようなものに興味があるのかということに
関心を持つ態度のことを表します。
そのため、部下が提案してきたことに対して
「君はこういう見方なんだね。
その見方であれば、このような結果が出る可能性があるね。」
というように、考え方を肯定しながら、共感していくのです。
多くの上司は、部下の提案に対して、
「そんな案は、ダメに決まっている。」
というようなことを言ってしまいます。
そのような言葉は、部下を勇気づける言葉になるのでしょうか?
部下は勇気をもって提案してくれたのかもしれません。
具体例をあげれば、
「その考え方は良い案だね。
しかし、今度はここに問題が発生するから、一緒に考えてほしい。」
というような言い方が、望ましいと言えます。
相手の考えたことに対して、心で受け止めなければ、
部下は上司のことを信頼しませんので、改善をしていきましょう。
まとめ
(1)欠点は、安易に批判しない
(2)部下の考え方や見方を尊重しなければ、信頼を失う
(3)価値観の押し付けから、部下は機嫌を伺うようになる
(4)相手の行動に対する共感的な態度が必要
部下の考え方や見方を尊重する「共感的な態度」が大切なんですね。実践して行きたいと思います。
それでは、また次回、よろしくお願いします。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】