【1】『感情』により解釈は変わる
ある人から聞いた話です。
子供のころ
お父さんが美味しそうにビールを飲んでいました。
見ているうちに
どうしても自分も飲みたくなりました。
大人の真似をしたい事、ありますよね。
そして、プシュッと缶を空けて
ゴクゴクと、ビールをノドに流し込みました。
しかし
子供にとって、ビールは苦い、苦いだけのもの。
苦ーい、しかめっ面になり
次第に吐き気を催したのです。
それ以来、その人は、
「ビールの臭い」
||
「苦い味」
||
「吐き気」
を連想するようになり
飲酒への拒否感が生まれました。
現在でも、飲酒はしないとのこと。
それでは
お酒の好きな人はどうでしょう。
大人になって、ビールを飲むと
その「喉ごし」や「苦味」を
美味しいと思えるようになります。
そして
飲んでいるうちに酔って楽しくなる。
こちらの場合には、
「ビールの臭い」
||
「美味しい」
||
「楽しい」
と連想するようになっています。
両者は
全く逆の連想(=「解釈」)
をします。
つまり
「物事の解釈は
『快』か『苦』かの感情で異なる」
と言えるのです。
【2】『仕事』に活用すると・・・
このことを『仕事』に活用しましょう。
やるべき仕事がある時
・「やらなくちゃ!」
・「やらねばならぬ!」
と考えてしまいがちですが
これを、
『快の感情』
に結びつけましょう。
・「うれしい」
・「すっきり」
・「楽しい」
といった感情に結び付けて、
想像してみるということです。
【3】例えば・・・
例えば、
「プレゼン用の資料作り」
の場合を考えると・・・、
ただ
・「必要だから」
・「やらなきゃならない」
・「業務だし」
と思って取り掛かると、
・「面倒くさい」
・「時間がかかる」
といった「苦」の感情に支配されるようになって、
出来ばえが悪くなる
という事が起きてしまいます。
そこで、
・『快の感情』
に結び付けてみましょう。
・『解りやすければ読み手が助かる』
・『綺麗に作れば気分が良い』
・『資料で案件が成立すれば嬉しい』
といった事がありますね。
それを想像しただけで、
グッと力が湧く
ものです。そして、
出来ばえが良くなる
という良い成果が得られるようになります。
このように、
やるべき仕事は、「うれしい」「楽しい」といった、
『快の感情』
を連想して取り組むことが
仕事に喜びを見出して
良い成果を上げる原動力になります。
【4】やめるべき行動は『苦』を連想する
一方で、やめるべき行動がある場合
・『苦』
を連想するようにすると良いでしょう。
例えば、遅刻しがちならば、
・「痛い視線」
・「評価が下がる」
・「焦ってしまう」
という「苦」と結び付けると、
そこから抜け出そうという心理が働いて、
・「余裕を持って行動を始める」
といった、
・『良い行動パターン』
を得ることができるようになります。
【まとめ】まとめ
・物事の解釈は『快』か『苦』かの感情で異なる。
・『仕事』に活用して
やるべき仕事がある場合には
『快の感情』に結び付けよう。
・やめるべき行動は『苦』を連想しよう。
▶ そこから抜け出そうと心理が働いて
やめる事ができる。
・『快』の感情と『苦』の感情を活用しよう!
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ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】