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「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー
今回も、リーダーであるあなたに価値ある情報をシェアしていきます!!
サポート役は、「管理職」になりたてで【貢献型】リーダーを目指す
「輝月のぞみ」さんに今回もお願いします。
のぞみ さん、宜しくお願いします!
社内で、部下に対して
郵便物を送付するように指示を出したとします。
部下が抱える業務の多忙さとパソコンの不調によって
郵便物の締め切りに、間に合わなくなってしまいました。
部下は責任を感じて、
先方に直接郵便物を届けに行くと申し出ましたが、
あなたはどのように回答しますか?
職場の「上司」として部下への回答の選択肢
(1)
一日遅れてでも良いから、郵便物として送っといてください。
(2)
仕事が忙しいとはいえ、それは言い訳にならないよ。
君の生き方は、すべてそんな感じだ
(3)
郵便物の中に記載されている文章を相手の企業先にFAX送信してくれる?
その前に、相手の企業先に、確認の電話は、しといてね。
この3つの中で、どれが良いでしょうか。
部下への回答は(3)が良い!その理由とは?
(1)は、
部下が遅れたことに対する責任を感じて、
直接、届けると申し出ているにも関わらず、
その意見を無視した回答の仕方です。
(2)は、
絶対に行ってはいけません。
行動の否定どころか、人格の否定にまでつながっています。
(3)が、良い指導です。
まず、部下の失敗でも意見として受け止めることが大切です。
このとき部下は、直接届けるということを自ら申し出ています。
つまり、非常に反省しているのです。
反省している部下だからこそ、
部下の思いを汲み取り、意見を大切にする姿勢を見せることが指導者の条件となります。
しかし…、
仕事の本来の目的を意識させ「代替案」を出す
部下の意見を、そのまま受け入れることが、
必ずしも正解につながるわけではありません。
その際、
意見を否定するのではなくて
代替案を提示することが大切です。
というように代替案を出してみましょう。
また、代替案を提示するだけでなく、
迷惑をかけてしまった企業先への謝罪の仕方などを丁寧に教えることで、
部下は、自然と仕事の仕方を覚えます。
人格否定をすれば、失うのは上司への信頼です。
自分の人格を否定する人を、あなたは尊敬できるでしょうか?
できるわけがありません。
また、感情的に指導する人も、部下から尊敬されないでしょう。
だからこそ、部下への指導は、
行動面についてまでアドバイスを行い
それ以上、行ってはいけないのです。
まとめ
(1)部下の人格否定は禁止
(2)感情的にならない
(3)本来の目的を意識させる
(4)意見を尊重し、代替案を提示していく
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】