【１】部下の意見や提案を否定していませんか？
部下が何か提案を持ってきた時を考えましょう。
途中まで聞いたあなたは
だいたいの内容を理解して、
その提案の問題点が見えてきたとします。
そんなとき
「しかし・・・」
と言って、問題点を指摘したり
別の意見を述べてしまう事ありませんか…？
経験豊富で、仕事ができるあなたであれば
提案の内容や、その結果が見えてしまいます。
すると、どうしても
「しかし・・・」
という言葉を使ってしまうものです。
【２】部下の立場としては
部下は未熟な部分も多くある中で、
自分なりの考えを持って
「この案がいい！」
と思って提案をしています。
ここで、あなたが
「しかし・・・」
と、提案の問題点を指摘すると
部下は自分の話を
「完全否定」されたように感じます。
言われ方によっては
「自分自身を否定された」と
感じてしまうこともあります。
こうなると、傷ついてしまいますし
安心してあなたに話せなくなります。
つまり
・モチベーションが下がる
・関係性が悪化する
という、２つの悪影響が出てしまいます。
従って
・話の途中で否定しないこと
・話を聴いた後でも「しかし」は使わないこと
が必要になります。
【３】一度受け止める
部下は経験が不足していたり
スキルも充分でないため
自分の意見をなかなか客観的には見れないもの。
そのため
甘い考えをしたり
的外れな意見を述べることもあるでしょう。
それを正すのは上司の役割です。
言うべき事は言わなければなりませんね。
そして、その効果を得るためには、
部下が受け入れやすくする必要があります。
そのために、まずすることは、
『一度受け止める』
ということです。
「そう考えたんだね」
「なるほど」
「君の取り組む姿勢が伝わってきた」
と言った言葉で、一度受け止め
「そして、この部分はこう考えると良いね。」
「一つ、このデメリットを考えてみよう。」
「一方で、ここの部分はリスクになるね。」
と繋げれば、言葉の印象は大きく変わります。
部下からすると、受け止めてもらったため
客観的に自分の意見・提案を見る事ができます。
そして、上司と一緒に
それを是正することができるようになります。
更には、もっと上司に認められようと
モチベーションも上がるものです。
つまり、
・ 客観的に意見・提案を是正する
・ 次の行動へのモチベーションが上がる
という２つの良い事が得られるのです。
リーダーとして、部下を良い方向に導くために
このような適切な言葉の選択がとても大切です。
【まとめ】
・部下の意見や提案をいきなり否定してしまうと
このような２つの弊害がある。
－モチベーションが下がる
－関係性が悪化する
・話の途中で意見や提案を否定しない。
・話を聴いた後でも「しかし」は使わない。
・部下の甘い考えや的外れな意見を是正するために
まずは、「受け止める」ことが必要。
・「受け止める事」は２つのメリットがある。
ー客観的に意見・提案を是正する
ー次の行動へのモチベーションが上がる
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ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶ＩＴ業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】