【1】コミュニケーションの基本は「信頼関係」
部下との信頼関係を築くには
まずは「対話」が大切です。
ざっくばらんに話をしながら
「心の架け橋」
を築くように意識しましょう。
これを心理学用語で
『ラポール』
といい
この「ラポール」が人間関係の基礎になります。
そして、ラポールが築けると、
「本音の会話」ができるようになり、
人間関係は更に良好になるのです。
【2】効果的な対話の方法
そんなラポールを築く「対話」は
どんな風にすればいいのでしょう。
上司はとかく
自分の話や会社の話
を優先しがちですが
これでは本音を引き出して
関係を良好にすることはできません。
それでは、どうしたらいいか。
部下の「人間」に関心を持って
『質問』し、『良く聴く』こと
が大切になります。
あまりプライベートな質問は避けるべきですが
出身地や出身校や趣味などの
答えやすい質問をすると
部下も安心して話せます。
そして
それらに興味を示す
ことで、部下は更に話しやすくなります。
話を興味をもって聴いてくれる相手には
『信頼』を示し、
『ラポール』が形成されていく
ことになるのです。
【3】「言葉がけ」や「接し方」は・・・
次に、部下の反応を引き出すコツですが
ずばり、言葉や態度の
『バリエーション』
を多く持つことです。
まじめな話をしていたと思ったら
急に声のトーンを変えて笑いを取るとか
声に抑揚をつけて
固い雰囲気を柔らげるなど…。
そんな柔軟性が
相手の反応を豊かにしていきます。
【4】例えば・・・
「今、業務で悩んでることある?」
と真面目に聞いて、
「〇〇〇〇が難しくて」
と返ってきたら、
「あ~、それは!
……あっ、私にも難しい…」
と砕けた感じで笑いを取ると
相手との距離がグッと縮まります。
そして
「そうだな、どうすればいいかな・・。
ん~、これは、〇〇課の◇◇くんが
得意なところかも知れない。」
と一緒に考えると、部下も『親近感』が湧く上に、
一緒に考えてくれる相手に『信頼感』を示します。
つまり、「笑い」や「安心感」を引き出しながら
『ヤル気』に繋げていくことができるのです。
【5】「信頼感」そして『成長』
本音を引き出し、それを受け止めていると
部下は
「話をキチンと聞いてくれている」
という納得感が得られます。
これは「信頼関係」が生まれるばかりでなく
部下自身が「自分と違う意見を受け止める」ことが
もできるようになり、
「大きな成長」を期待できるのです。
言葉や態度のバリエーション
ぜひ意識して取り組んでくださいね。
【まとめ】
・ 部下の本音を引き出すコツは『聴く』こと
・ 対話により『ラポール』を築くことが大切
・ 対話の基本は
相手に関心を持って『質問』し『聴く』こと
・ 「言葉かけ」や「接し方」は
『バリエーション』を多く持ち
『柔軟』に対応すること。
・ 本音を引き出し「受け止めて」いると
相手も『違う意見も受け入れる』ことが
できるようになり『成長』する。
いつも、応援しています!
★★あなたも最強のリーダーになれる【BCOPメソッド】★★
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】