なぜ怪談やホラー映画が好まれるのか‐投影と共感-

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

【彩香】の「実践心理学」、好評、連載中です!。今回も、お楽しみくださいね!。

それでは、【可愛 あやか】さん、お願いします!。

 

怪談やホラー映画が好まれるワケ

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あやか
可愛 あやか です。今回も、よろしくお願いします。

今回は「なぜ怪談やホラー映画が好まれるのか」というお話です。

古くは日本神話「古事記」の黄泉の国のお話や、
男女のしきたりを破るヒルコのお話、

平安時代末期の今昔物語。

四谷怪談や鍋島猫騒動、
最近ではジャパニーズホラー映画も花盛りです。

今回は、なぜ怪談やホラー映画が好まれるのか
ご紹介させて頂きます。

 

1・当たり前の中の不安

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怪談やホラー映画では、スタートは
当たり前の普通の生活が描かれます。

何気ない日常、知っている人間関係、春夏秋冬のような
安定した生活の中にほんの少しの歪が生まれ、

小さな不安が積み重なり
コントロールできない大きな恐怖へと向かいます。

どのストーリーも必ず平安の日常から、小さな

 違和感、
 不安、
 疑惑、
 恐れ、
 恐怖、
 原因の解明、
 罪悪感、
 自己正当化、
 他責の感情

が混然となり語られていきます。

例)微かな兆候

 ・ほんの少しだから・・・
 ・誰にも判らないだろうし
 ・自分のせいじゃない
 ・きっと○○なはず

 

2・納得できる善悪

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怪談やホラー映画は承認欲求がベースの
勧善懲悪がテーマです。

弱いものいじめや、自己中心的なズル、
選択の余地を奪われる無力感、

自分のせいじゃないと誰か一人でも良いから
わかって欲しい無念な気持ちなど、

観客にひしひしと伝えられます。

古事記の黄泉の国では、死んだ妻を
黄泉の国から連れ戻そうとするのですが、

決して振り向くなと約束させられます。

つい、心配で振り向くと
腐り果てた姿で驚いてしまいます。

また。異形となった自分の姿を
見られた恥ずかしさで、

愛しい夫を憎悪してしまいます。

 ・無理やりな別れ
 ・納得できない気持ち
 ・認めたくない
 ・諦めきれない
 ・こんなはずじゃなかった
 ・愛しているのに、ちっとも報われない
 ・逃げられない生老病死
 ・羞恥心

 

3・お話と意識がシンクロするとき

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怪談やホラー映画を見られる人は、
日常生活が安定しています。

常に生活が恐怖や不安感や怒りや
スリルとサスペンスを感じ、緊張している人は

怪談やホラー映画を選択しようとはしません。

映画や怪談では観客が神の視点に
立つことができます。

多くのストーリーでは、やってはいけないこと、
禁じられていること、

タブーを犯したものが受ける罰や罪悪感を
「共感と投影」を伴い、どうなるかを見せてくれます。

心に曇りが無いものには
他人の視線は怖くはありませんが、

罪悪感があると他人の視線を
怯えるようになります。

鏡や影に映った自分の姿に怯えてしまう意識が、
道徳の授業や宗教教育より、するっと納得できるのでしょう。

 

まとめ

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あやか
いかがでしたでしょうか。まとめですっ!

今回は

「なぜ怪談やホラー映画が好まれるのか」

をお話させて頂きました。

面白い事に株やFXの取り引きを
しているような人は、

怪談やホラー映画に興味を持ちません。

安定した集団に所属する人たちは、
ホラーを好みます。

この情報があなたのお役に立てれば幸いです。

みのるコーチ
あやかさん、ありがとうございました。

面白い視点の解説でしたね…。

【彩香】の「実践心理学」」次回もよろしくお願いします!。

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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