【1】人は自分が「見た」方向に進む
レーシング・ドライバーになった自分を
想像してみてください。
回りの景色は「シュッ」「シュッ」と音を立てて
後方へ飛んでいきます。
コースには急カーブもあり
競争するライバルも多くいて
緊張の連続です。
あるカーブに差し掛かった瞬間
車体が横滑りをはじめました。
スピードオーバーでカーブに
突入してしまったようです。
目前に壁が迫ってきて、激突の寸前です!
あなたは、その瞬間
どこを見ているでしょうか?
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ほとんどの人は、恐怖と焦りに支配され
目を見開いて
「壁」
を見るでしょう。
しかし本当の「プロ」のドライバーは、違います。
壁を見ずに、とっさに
曲がりたい方向
を見るのです。
人間は、
自分が「見た方向」へと、自然に心や体が進む。
という特性があります。
目前に壁が迫ったとき、そのまま壁をみていたら
確実に壁にぶつかります。
しかし
自分が進もうと思う方向を見ると
軌道修正され、壁への激突は回避されるのです。
【2】自分の『強み』に目を向けよう
これは
とっさの時の物理的な「視点」だけではありません。
あなたが、自分の
「弱み」
だけを見ていると
かえってその弱みが強調され
かかえている問題が深刻になります。
逆に、自分の
『強み』
に目を向けると、強みを活かして
問題解決する糸口が得られるのです。
【3】例えば・・・
たとえば、
部下を怒ってしまう事が多い場合。
自分が
「怒りっぽい」性格
だと認識しているので
改善しようと努力する事は大切です。
ただし、
「なぜ自分は
すぐ怒ってしまうのか」
と考え続けていても、そう考えることで
自分がダメな人間に思えてきて、
『良い部分』
が弱まってしまうもの。
そこで、
自分の強み
に目を向けましょう。
あなたの強みが、『素直に話すこと』だとすれば
部下に率直に話すようにしましょう。
「自分は、 良くも悪くも感情を表すほうで、
つい怒ったりする事もある。
なるべく抑えるようにするけど、
また怒ってしまう事があったら、
指摘してくれて大丈夫だよ。」
という事を話しましょう。
そうすることで、あなたが、
・自分の弱みを自覚していること。
・改善しようとしていること。
・指摘を求めていること。
が、部下に伝わります。
すると、あなたと部下の距離がグッと近くなり、
部下があなたの言葉に耳を傾けるようになります。
【4】自分の『強み』は何でもいい!
強みは、どんなものでも大丈夫です。
例えば「元気」なところなら、
「おはよう」「お疲れさま」と
元気に挨拶することでも良いでしょう。
あるいは、「観察力」が強いなら
強みを活かして
それを伝えていく事を進めましょう。
「説明」がストロングポイントなら、
その強い部分に磨きをかけましょう。
それによって、
・強みを活かしていることが、周りに伝わる。
・あなた自身の考えが前向きになる。
という良い現象が起きます。
とても素敵な循環が始まりますよ!!
【まとめ】
・人は自分が「見た」方向に進む
・自分の『強み』に目を向けると
問題解決する糸口が得られる
・自分の『強み』は何でもいい!
…元気、洞察力、説明…
・自分の『強み』に目を向けると
-強みを活かしていることが、周りに伝わる。
-自身の考えが前向きになる。
ぜひ取組んでくださいね!
いつも、応援しています!
★ あなたも最強のリーダーになれる【BCOPメソッド】 ★
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】