「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー
今回も、リーダーであるあなたに、役立つ情報をお届けします!!
サポート役は、「管理職」になりたてで【貢献型】リーダーを目指す
「輝月のぞみ」さんに今回もお願いします。のぞみ さん、宜しくお願いします!
あなたの職場には、様々な個性ある人が、
働いていると思います。
人によっては、自分さえ良ければ良いと、
「自己中心的な考え方」をもっている人もいるかもしれません。
ここで、アドラー心理学では、自己中心的な考え方ではなく、
「共同体感覚」を高めていくことを推奨しています。
今回は、その理由について解説していきます。
「共同体感覚」の基礎知識
アドラーが提唱している、「共同体感覚」とは、
社会学の用語として、家族や地域や職場などの、「共同体」の中で、
「信頼感・所属感・貢献感」
を総称した「感情」や「感覚」だと定義されています。
この共同体感覚が高ければ、
組織のメンバーは、精神的に健康でいられるようになります。
職場は「共同体」と「機能体」の両方が必要
共同体というのは、職場のメンバー同士の
「居心地の良さや、仲間意識・安定感・公平感」
を大切にしているのに対して、
機能体は、
「最小限の費用で最大の効果を得るための生産性」
というものを大切にしています。
そのため、「共同体」と「機能体」は、全く違うことを表しています。
職場という環境は、正しい共同体としての土台があって
「仲間意識」が成り立ちます。
しかし、仲間意識だけでは、組織が成り立たなくなるため、
機能体としての要素もめられるということです。
人間関係を構成している「共同体感覚」
職場で良好な人間関係を形成するために
「共同体感覚」を高めたいというのであれば、
相手のことを「尊敬」し、「信頼」し合い、
困っていることがあれば協力し、
同じことで共感できる人間関係を構成する努力が必要です。
「共同体感覚」が高い最大の恩恵は、
「自分の居場所」を認識できることでしょう。
なぜそのような感情が芽生えるのかというと、
人は、周囲の人を「信頼」し、
常に「貢献」することを心がけているからです。
共同体感覚が高ければ、企業の離職率は下がり、
技術や能力の高い社員が会社に残り続けてくれることになりますので
自然と売り上げは伸びます。
会社で働く従業員も会社のためにしっかりと
「貢献」
するようになるのので
安定した成果を出すことが可能となります。
「福利厚生が非常に充実した企業では、会社の売上が高い」
と聞いたことはありますか?
それは、アドラーの提唱している「共同体感覚」が高められた結果、
その数字を出すことができたということです。
まとめ
(1)「共同体感覚」とは、共同体での信頼感などを総称した感情のこと
(2)「共同体感覚」が高いと、精神的な安定が得られる
(3)職場は「共同体」と「機能体」の両方が大切
(4)共同体感覚があれば、「自分の居場所」が見つかる
「共同体感覚」の大切さが理解できました。「自分の居場所」本当に重要ですね、実感しました。
それでは、また次回、よろしくお願いします。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】