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「嫌われる勇気」で有名な「アドラー心理学」の中で「リーダーシップ」に焦点を当てたコーナー
今回も、「リーダー」のあなたに最適なコンテンツを提供します(^^)。
サポート役は今回も、
「管理職」になりたてで、ワンランク上の【貢献型】リーダーを目指す
「輝月のぞみ」さんです!
のぞみ さん、宜しくお願いします!
今回は、「「部下」が素直になれる【上司】の態度とは…?」というお話です。
会社の多くの上司は、なぜ部下を叱ってしまうのでしょうか。
具体的に教えられることもなく、
部下への指導というと厳しく言いすぎる人が多くいます。
今回は、
部下を叱ってしまう理由と、
部下が素直になれる『上司の態度』
について解説していきます。
叱る理由①過去の上司から厳しく言われてきている
若い世代の人たちは、大人たちに叱られ慣れていない
ということを聞いたことはありますか?
今の上司にあたる人は、
叱られることが当たり前だと教育されているかもしれません。
これは時代的な背景によるものなのですが、
自分が叱られてきた分、部下の指導をする際は、
怒ることは当然であると考えるのです。
しかし、今の若い部下に対して、この教育方法は向いていません。
もし続けるのであれば、
信頼がなくなることを覚悟しておいた方が良いでしょう。
叱る理由②「なぜ」という原因追及思考しかしてこなかった
今でこそ、
「なぜ」と問うばかりでは、仕事が成り立たないと言われるようになりましたが、
一昔前までは、「なぜ」にこだわってきました。
何か問題が発生するたびに、
「なぜ」
「なぜ」
「なぜ」
と、何度も問い続けてきたのです。
その結果、それを行うことが当然となり、
他の考え方が受け入れられなくなっていると考えられます。
しかし、
なぜと問い続けることは、部下の人間否定につながる
ということを自覚した方が良いでしょう。
叱る理由③「なぜ」を利用して、仕事をしているふりをする
上司は、自分よりも上の上司に対して、現状を明確に伝えなければなりません。
そのとき、社内を「なぜ」という思考だけで統一していると、
上の人間に報告しやすいのです。
部下の失敗も「なぜ」を利用すれば、
「○○が報告しなかったので、このような結果になりました。」
と、簡単に報告できてしまいます。
配慮のある言葉・態度とは…
しかし、考えを少し変えて部下の背景を理解し、
アドラー的に「勇気づけ」を行いながら、仕事をすれば、
信頼を失わずに済むのです。
配慮のある言葉とは、このようなものです。
「自分1人でできると思い新入社員が頑張ったようなのですが、
私の配慮が足りず、完成に導くことができませんでした。
すべては、私の責任です。」
と、思いやりをもった報告ができるものです。
このように報告すれば、部下は、
「上司に対して、本当に申し訳ないことをしてしまった。
なぜ早く、報告しなかったのだろ。」
と素直に反省するでしょう。
叱らなくても、部下は十分に教育できるのです。
まとめ
(1)叱ることは、逆効果
(2)叱られた過去を繰り返さない
(3)「なぜ」以外の思考を心掛ける
(4)「なぜ」だけでは、信頼は得られない
(5)部下が素直になれる、上司の配慮ある言葉・態度が大切
「叱る」ことも、「なぜ」と迫ることも、控えようと思いました。
やはり、【配慮ある言葉・態度】が本当に大切なんですね…。
それでは、また次回、よろしくお願いします。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】