【アドラーの言葉】
他者と関わるうえでもっとも重要なことは
他の人の目で見、
他の人の耳で聞き、
他の人の心で感じることだ。
~アルフレッド・アドラー~
アドラーは、他者との対話で大切な事は、
★★★★
「相手目線で、
相手と同じように見て、
相手と同じように聞いて、
相手と同じように感じ、
「信頼関係」を築くこと。」
★★★★
と言いました。これを、アドラー心理学では、
【共感的理解】
と呼びます。
この「共感的理解」は、
相手が見たまま、聞いたまま、感じたままを、
自分の解釈を入れず、評価せず
受け止めるという行為。
という事で、これは、
「他人の考え・主張に、全くそうだと感ずる」
という、いわゆる
【共感】
とは
<別の概念>
です。
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【共感】
他人の考え・主張に、全くそうだと感ずること。その気持。
↑
|<別の概念>
↓
【共感的理解】
相手が見たまま、聞いたまま、感じたままを、
自分の解釈を入れず、評価せず受け止めるという行為。
——————–
「共感」(同じ考え・思い)しなくても、
【共感的理解】は、できるという事になります。
完全に、
・相手と同じ目で見る
・相手と同じ耳で聴く
・相手と同じ心で感じる
のは、なかなか難しいことですが、
そのように心がけて相手に働きかけることは、
他者と対話していく上では、とても「大切なこと」となります。
アドラーの影響を強く受けたカール・ロジャースは、
<傾聴の3条件>の中で、
【共感的理解】を次のように定義しています。
【共感的理解】
「クライアントの私的な世界を
あたかも自分自身のものであるかのように感じとり、しかもこの<あたかも~のように>という性質を失わないこと」
(C.R.Rogers.1957)
つまり、クライアントの世界を
その内的枠組みから受け取り、それを共有しながらも、
決して同一化や感情的な癒着に
ならないことと定義されています。
実践するのは、なかなか難しですが、
・そのまま受け止める。
・同じ目で見ようと思う。
・同じ耳で聞こうと思う。
・同じ心で感じようと思う。
という事が、大切なのだろうと、
僕は思っています。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】