【彩香】の「実践心理学」、今回も「フランス人」と「日本人」の【考え方・感じ方の違い】についてのお話です!(^^)。知っておくと、面白いですよっ!(^^)。
それでは、【可愛 あやか】さん、宜しくお願いします!。
今回は、「なぜパリ症候群が起きるのか‐フランス人と日本人の違い-」についてシェアしていきますね。
パリ症候群とは
フランスでは大変良く知られている
日本人がパリで発症する適応障害のひとつです。
ぐったりと元気がなくなり、外に出られない、
人や視線が怖い、差別されているなどと思い煩う、
こういった症状をもっています。
今回は、「フランス人と日本人の感じ方の違い」と、
「なぜパリ症候群が起きるのか」をご紹介させて頂きます。
1・パリ症候群とは
パリ症候群とは、「すごく期待しがっかりした状態」を指します。
かかる人
パリは世界の都であり、パリはファッションや文化の最先端で
フランス人が最高だと憧れ信じている人がかかります。
舶来やカタカナや洋物に憧れ、その地こそ素晴らしく、
そこに居られるのは選別された人であると考えます。
症状
うつ状態になり、他人が自分の悪口を言っている、
嫌われている、睨まれている、
パリに受け入れられない自分はダメだと
自責の念に捕らわれます。
原因
・夢と期待=欲と自我が肥大
・失望=想像と異なる
・孤立=劣等意識が刺激される、差別されている、嫌われているなど
・依存=自分の思いどうりにならない、ちやほやし機嫌を取って欲しい、自分は特別なはず
治療法
パリを離れ、帰国するとケロッと治ります。
2・悪魔は微笑みながら近づく
空港の出入国管理のような場所で
「日本人とアメリカ人はニッコリと笑いかけます。」
相手から同じリアクションを期待するからです。
「フランス人はアクセントが異なると知らん顔します。」
彼らは身内とよそ者を全ての感覚でチェックし、避けます。
これは彼らの常識です。
長い戦乱の中、自分の身を守る為に生まれたスタイルです。
アメリカ人が微笑むのは敵意が無い事の証明で、
アメリカ人の常識です。
日本人が微笑むのは、相手に認めて欲しい
承認欲求がベースにある日本人の常識です。
フランス人はよそ者を警戒します、
これはフランス人の常識です。
フランス人は知らない他人に好かれたいとか、
共感したい、嫌われたくないなどとは考えません。
仕事だからやっている、それだけです。
キリスト教圏では
「悪魔は微笑んで近づいてくる」
という言い回しがあります。
3・フランス人と日本人の違い
日本人は有名デザイナーや有名ブランドの物は、
素晴らしく値打ちがあると考えます。
フランス人はカトリックの影響下にあり、
人は人、物は物としか考えません。
違いは値段だけ、値段は個人の判断で決め、
ブランド品もスーパーの放出品も同じと考えます。
日本人は個人崇拝が好きです。
・カリスマ○○
・パリで修行した○○
・ミシュランの星の数
・有名人も来る場所で
同じものを食べると
格が上がる
高名な○○の作ったケーキだからありがたい、
有名だから価値がある、有名人も食べたから優れている。
ガイドブックに載っているから良いものだと考えます。
フランス人はケーキはケーキ、
有名なのは宣伝、有名人が食べても
価値は同じと考えます。
これは思考の軸となる一神教の
宗教観から来ています。
日本人は修行して人間のランクが上がることを
理想としています。
が、
フランス人は修行して上がるのは能力のみ、
人としては皆同じと考えます。
まとめ
今回は、
パリに来た日本人に出やすいパリ症候群を
フランス人の視点からご紹介させて頂きました。
この情報があなたのお役に立てれば幸いです。
日本人とフランス人、「考え方」も「感じ方」も違うんですね~(^.^)。興味深い話、ありがとうございました(^^)。
「【彩香】の「実践心理学」」次回もよろしくお願いします!。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】