コーチングのプロセスを支えている2本柱
コーチングを進めていくことは、
クライアントとコーチの2人がいて成り立ちます。
そして、そのコーチングを進めて行く上で、
そのプロセスを支えているものは、
以下の2つが考えられます。
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【1】『協働関係』にあること
【2】コーチングに対する『クライアントの意欲』が高いこと
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いずれもキーワードは『信頼関係』です。
1つずつ見ていきましょう。
【1】『協働関係』にあること
協働関係とは、
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「1つの目的に向かってお互いに協力できる関係である」
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ということです。
コーチングでは、
クライアントとコーチにはそれぞれ役割があります。
クライアントは、自身の心の声を聴き、
内省することによって答え(自身の想い)を得ます。
そして、その答えを元に行動計画を立て、
実際に行動に移し結果を検証していく事を繰り返します。
コーチは、
その全てのプロセスを促進する役割があります。
特にクライアントの内省を促すために、
傾聴、質問、フィードバックといったスキルを駆使します。
この時に、双方が信頼関係に基づいて、
互いの役割を理解し相手を尊重することが大切になります。
こうしてコーチングを進めて行く事で、
良い結果が得られるようになってくるのです。
『協働関係』のためにコーチが意識すること
このような関係性を維持して『協働』していくために、
コーチは常に自分は見られていることを意識します。
そして、
『協働関係』の上で進められているかを
クライアントの立場に立ってコーチを見ることが大切です。
今、自分はコーチとして、クライアントから信頼され
『協働関係』が維持できているているだろうか。
クライアントの目から見て
「この人はコーチとして信頼できる。
何でも話せる。
この人の話だったら聴いてみようと思う。」
という状態を10点としたら、今の自分は何点だろう?
その点を1点、上げるために何ができるだろう。
これを常に意識することが重要になります。
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「クライアントの抵抗は
ラポールが不足しているということ」
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という言葉があります。
クライアントが
『協働関係』に拒否反応を示しているのは、
信頼関係が不足しているということです。
このような場合には、
それをコーチが気づき、
『信頼関係』づくりに戻ることが大切です。
【2】コーチングに対する『クライアントの意欲』が高いこと
コーチングのプロセスを支えている2本柱の2つめは、
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「クライアントがコーチングを受ける事に意欲的である」
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ということです。
自分と向き合って、目標達成や問題解決をするために、
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「このコーチと『協働関係』で進めて行こう」
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と思えている、ということです。
この点が不足している場合には、
コーチングに関して
クライアントに理解してもらう必要があります。
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(1)コーチングとは?
(2)コーチングを受けて何が起こるのか?
(3)コーチの思い・姿勢
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こういった事をクライアントが理解すると、
コーチングを受ける意欲が高まることになります。
そして、
クライアントがコーチングそのものを良く理解し、
コーチングに対する意欲が高まると、
『協働関係』が維持され、
コーチングの成果が出やすくなっていきます。
まとめ
【コーチングのプロセスを支える2本柱】
1.『協働関係』にあること
⇒コーチは常にクライアントの視点で見ること。
2.コーチングに対する『クライアントの意欲』が高いこと
⇒まずクライアントに「コーチング」を理解してもらう。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】