【彩香】の「実践心理学」のコーナーです。
【可愛 彩香(かわい あやか)】さん、今回も宜しくお願いします!
【1】愛と契約のタブー
お見合いパーティや
婚活や合コンや告白など、
素晴らしい恋愛と結婚は
人生の大きなターゲットです。
誰しも幸せになる為に結婚をしますが、
神の前で誓ったり告白すると、
なぜか不幸になる心理背景を解説します。
【2】神の前で永遠の誓いを交わすと…
現代では、映画やテレビの影響で、
神父や牧師の介添えで行う
キリスト教の結婚式が一般的となり、
多くの女性から憧れられています。
異国風味のステンドグラス、
祭壇の前の十字架、
聖母が抱く赤子イエス・キリスト、
チャペルの鐘の音などの
ロマンティクなイメージと
非日常のムードが好まれています。
余り当たり前なので、
皆さまお忘れなのかもしれませんが、
日本人はキリスト教徒は多くありません。
「一生変わらぬ永遠の愛」をお互いに神様に誓い、
神父や牧師に許可を頂いて結婚すると、
殆どの家庭が戦場になり、
お互いを殺したいと願うほど憎みあうようになります。
※全てではございません。
「殆ど」でございます。
【3】なぜお互いを憎悪するのか
結婚式は非日常シーンですが、
結婚生活は平凡でなければ
生活が成り立ちません。
波風を立てず、淡々と暮らしていかねば
結婚が破綻してしまいます。
非日常の、外からの刺激で
幸せを感じるタイプの人は、
すぐに退屈していまいます。
アッと言う間に期待になり、
不満から欲望へと、そして怒りと恨みに変わります。
・あの時、神様の前で約束したじゃない
・一生変わらない愛を誓うってウソをついたのか
・一生の契約・・・(アレって本当に良かったんだろうか)
・相手を間違えたのかも・・・
【4】契約と約束は破棄できる
キリスト教は創造主に対する信仰で、
神以外は、誰も自分を裁くことはできないとする趣旨です。
つまり、人と人のお互いの契約など、
条件次第で何時でもキャンセルできることが前提です。
契約は必ず破棄でき、お互いのバランスが取れない場合、
自分の利益のために戦うことが前提条件です。
そのためには如何なる自己正当化もが許されます。
日本人の思考形態は、
良い人は、一度約束したら守るべき、
長い修行をしたら良い人になり
報われるはずだ、と考えます。
神社仏閣にお参りに行くとご利益があり、
いっしょに行ったんだから
心は一つになった「はず」と考えます。
欧米や諸外国では、
人権や個人の自由で
現在では余り大っぴらには語られませんが、
財産や伝統が有る人たちの間では
異教徒間の結婚は、現在でもタブーです。
日本でも同様で、
社会階級が上に上がるほど自由は狭まります。
【5】日本人の知恵だった「ご縁」
日本では昔から神道にせよ仏教にせよ、
このたび良いご縁があり
結婚することになりましたという「報告」をし、
ご先祖様に見守ってくださいと「お願い」をしていました。
そこには明確な契約も約束も決意もありませんが、
一番強い「なんとなく」が生まれます。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、信じていない神に対して、
愛の契約と約束することの
「無意識」(潜在意識)のリスク
をご紹介させて頂きました。
あなたの思考のお役に立てれば幸いです。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】