【アドラーの言葉】
遺伝や育った環境は単なる「材料」でしかない。その材料を使って
住みにくい家を建てるか、住みやすい家を建てるかは、
あなた自身が決めればいい。
~アルフレッド・アドラー~
この言葉の中で、アドラーは、遺伝や生育環境を
「家の建築材料」
に例えました。
同じ「材料」を使ったからと言って、
同じ「家」が建つわけではありません。
同様に、
同じ人生になるとは限りません。
「遺伝」や「環境」の影響は、確かに、あり、
これで、その人間の全てが決まるという発想は
「所有の心理学」
と呼ばれます。
しかし、アドラー心理学では、
その影響は「限定的」という立場を取っています。
これを
◆◆◆◆
【使用の心理学】
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といいます。
そうなのです。
持って生まれたものを、どう使うかを…
なのです。
例えば、口うるさい母親に育てられ、「引っ込み思案な性格」に
なった人がいるとします。
その人は、「引っ込み思案な性格」になったのは、
「口うるさい母親に育てられた」という環境のせいに
するかも知れません。
しかし、
この場合でも、「使用の心理学」で考えると、
「引っ込み思案」の性格を選んでいるのは
【自分自身】ということになります。
口うるさく言われる環境にあっても、
・話し合うことで自立心の強い性格になる
・内容を理解して冷静な分析者になる
・母親を反面教師として優しく見守る人になる
どんな自分になるかは、「自分自身」が選ぶものだと、
アドラーは言っているのです。
遺伝を嘆くことなかれ…。
環境を嘆くことなかれ…。
自分の行く道は、自分で決められます。
アドラー心理学では、これを、
【自己決定性】
と呼びます。
あなたが「材料」を使って自分で建てる
【あなたが決めた家】なのです。
さあ、どんな家(人生)にしましょうか?
決めるのは、もちろん、【あなた自身】です。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】