「ひとことガツンと言ってやりたい!!」‐自己満足と自我関与-

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

ホンキー
ビジネスコミュニケーション最適化ブログの【ホンキー】です。こんにちは!

【彩香】の「実践心理学」、益々、絶好調のようですね…。

今回は、どんなお話でしょうか…。

【可愛 彩香(かわい あやか)】さん、よろしくお願いします。

 

気が済まない…

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あやか
可愛 彩香です。よろしくお願いします。

今回も、張り切って行きますね!!

「一言、文句を言ってやらねば自分の気が済まない!!」

「誰かにガツンと叱ってもらわないと判らないのよ」

「納得しないと腹が収まらない」

こんなフレーズをよく聞くことがあります。

実は、これ、全部自己満足したいからです。

今回は、なぜこんな気持ちが起きるのかを
カンタンにご紹介させて頂きます。

 

1・自分には怒る権利がある

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上記のフレーズを発するとき、殆どの場合、
自分は当事者の家族や友人や親せきです。

当事者はうかつには何も言えず、
揚げ足を取られて責任の追及などの
面倒なことになるかもしれない、

大事になったらどうしようと
不安を感じている状況の時に

周りの人間は
これらのフレーズを使います。

 ・あなたが言えないんだったら、私が言ってやる!
 ・情けない人ね、なんで自分でビシッと言えないの!

 

2・ひとことで相手がシュンとする姿を期待しているが・・・

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本人は関係者当人であるから、慎重になっている。

それを見たり間接的な話を聞くだけの
周囲の人間は、

本人を見ているうちに「自分だったら」と
自我関与をさせてしまいます。

一般的に「自分だったら」を思う人は

もっと上手くやれる、すっきりと激しく罵倒して
勝利になると妄想します。

極めつけの素晴らしいひとことを
なげつけると、

相手はシュンとして負けちゃうと言った
ゲームのようなスタイルを想像します。

全体像を把握せず、片方からの
感情的なストーリーを聞いていると、

何とかしてあげたくなるのが人情です。

※一番大事なのは

 ・事実関係の把握
 ・一次情報の入手
 ・法的根拠の有無と法律や民事事件たるか否か
 ・根本的に何が問題で、何を相手が言っているのか

 

3・勝ち負けの自我関与を刺激されるとバカなことをしちゃう

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少し前ですが、

弁護士事務所にパートに出ていた奥さんと
ボスは合意で不倫を行ったのに、

ボクサーの夫が怒って弁護士の性器を切り落とし、
トイレに流してしまった事件がありました。

事件が起きた後、

奥さんが「無理やり○○に△△された」
作り話をしたことが発覚、事は既に遅し。

人は「『自分の』○○に××された」
というストーリーに敏感です。

この類の話を聞くと、
人は冷静ではいられなくなります。

つい、感情的になってしまいがちです。

モンスターペアレントや
クレーマーもストーカーもこの類です。

人は異常事態に「自分」を関与させると、

とんでもないことを平気でするように
なっています。

自分は良い事をしている!、正しいのは自分だ!
と思い込むと思考がストップしてしまいます。

 

まとめ

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あやか
いかがでしたでしょうか。それでは、まとめです…。

今回は、

「ひとことガツンと言わなくちゃ!」と
思う心理とそのメカニズムについてご紹介させて頂きました。

常に客観的に全体像を把握するには、
感情や欲を一度外してごらんになってください。

冷静になれます。

この情報があなたのお役に立てれば幸いです。

ホンキー
あやかさん、今回も為になりました。ありがとうございました。

次回の「【彩香】の「実践心理学」」も楽しみにしています!!

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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