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目次
はじめに『できる人』と思われる事が大切
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あなたは、
『できる人』と聞いてどんなイメージを持ちますか?
~~~~~~~~~~~~~~~
・物腰が柔らかく、落ち着いた口調で相手とコミュニケーションを取れる人
・パリッとスーツを着こなして、背筋が伸び、快活に過ごしている人
・思慮深くクールで、会話では要点をピシッと突いてくる人
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あなたのまわりにも『この人』と感じられる人が
何人かいると思います。
タイプは色々と思いますが、そう感じられる人の特徴は、
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『最初の印象が良い』
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
という事です。
はじめに『できる人』という印象を持つと、
人はなかなかその『良い印象』は崩れません。
認知的不協和
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人間は自分の思ったことを自分で肯定したい生き物です。
アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した
◆◆◆◆◆◆◆◆
『認知的不協和』
◆◆◆◆◆◆◆◆
という効果で、
人が一度頭の中で肯定したことは覆す事が容易ではありません。
買い物を思い浮かべるとわかりやすいですね。
思い切って買ったものなら絶対に、
「買ってよかった、やっぱり!」と思いたいものです。
これと同じで、
はじめに「この人できる」と思えば
「この人できるよ、やっぱり!」と思いたいものですし、
はじめに悪い印象があれば、
「ほら!やっぱり、この人はダメだ!」と思ってしまうもの。
初頭効果
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また
「最初に示された特性が記憶(印象)に残りやすく、
後の評価に大きな影響を与える」という心理効果もあります。
ポーランド出身のゲシュタルト心理学者である
ソロモン・アッシュが提唱した
◆◆◆◆◆◆
『初頭効果』
◆◆◆◆◆◆
というものです。
例えば同じ職場に、こんな2人がいたとします。
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・「できる人」と思われるA君
・「ダメな人」と思われるB君
~~~~~~~~~~~~~~~
全く同じ失敗をした場合を考えると、
A君が失敗すると
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「今回は失敗したけど、彼は大丈夫。
ちょっとこの頃は疲れているのかな?
心配だな。」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
と安心され、心配までされますが…、
B君の失敗だと
XXXXXXXXXXXXXXXX
「やっぱり、あいつはダメだな。
今度、失敗したら配置換えだ。」
XXXXXXXXXXXXXXXX
と言われてしまうこともありますね。
『初頭効果』が強力なのがわかります。
何がポイント?
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このように、
はじめに『できる人』という印象を
持たれることは大切ですが、
この時のポイントは、どこにあるでしょう?
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それは、ずばり『自信』です!
『自信』が醸し出すオーラが
『できる人』という印象を与えるのです。
「自信」をつことが大切です。
そして、一方で、
自信は、成功体験の積み重ねによって
もたらされるものですから、
一朝一夕につくものでない事も事実ですね。
自分の中で達成感あると、
自身を「よくやった!」と褒められます。
こうした体験を積み重ねる事により、
揺るぎない自分への信頼感が生まれます。
すなわち、
確固とした『自信』を持つ事ができるのです。
そう考えると、この通常の流れに反して、
最初の『自信』を持つことが本当に大切な事になりそうです。
ソフトバンク創業者の孫正義さんは、こう言っています。
——————–
最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。
そこからすべてが始まった。
~孫正義(ソフトバンク創業者)~
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そうなんです。
まずは『自信』を持ってしまいましょう。
『自信』を作る5つの方法
ここでは『自信』を作る5つの方法をご紹介します。
(1)認知バイアスを取り除く
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「認知バイアス」とは心理学用語で、
事実ではないことをそうだと思い込む、
少しゆがんだ考え方のことです。
人の認知(ものの見方)は生きてきた経験や
生まれ育った環境などに影響を受け、
多かれ少なかれどんな人でも偏ってきます。
「心の癖」のようなものですが、
この認知バイアスを多く取り除くことができれば、
落ち込む事が少なくなり、自信を持ちやすくなります。
認知バイアスの代表的なものは、以下のようなものです。
<1> すべてか無か思考
物事を「白か、黒か」「正しいか、誤りか」で見てしまい、
中間がありません。
基本的に「完璧でなければ失敗だ」と考えてしまいます。
<2> 過度の一般化
たった1度の出来事や経験に対して、
「いつも」「絶対に」という見方をしてしまいます。
<3> 過小評価と過大解釈
実際よりも、劇的に小さく、もしくは大きく
重要なこととして物事をとらえてしまう。
小さな失敗を過大解釈してしまうと
自信がなくなります。
<4> すべき思考
「すべき」「しなければ」「する必要がある」「する義務がある」
と考える傾向にある人は、
うまくいかなかったり、やらなかった時に罪悪感を感じます。
もしくは、他者がその意図に反することをした場合に
怒ったり恨んだりします。
<5> レッテル貼り
たった1度のことで、
自分や他人にネガティブなレッテルを貼ります。
<6> 結論の飛躍
証拠や事実をもとにした根拠もなしに、
将来についてネガティブな予測をします。
例えば、知人を飲みに誘ってメール返信が
しばらくない場合に
「無視されている」「嫌われている」と考える等です。
実際には、
忙しかったり返事を忘れてるなどが多いものです。
<7> マイナス思考
ポジティブなことを認めません。
誰かが、あなたの行動や性格を
ポジティブに認めてくれても、
それを認めないことです。
「そんなの誰にでもできることだ」というように
考えてしまいます。
<8> 個人化
自分には個人的にまったく関係ないことで
自分を責めたり、逆に他人を責めたり、
そのような状況での自分の役割を否定したりします。
「私があんなこと言わなければ、
彼はそんなことしなかった。」
などと考えてしまいます。
<9> 感情的決めつけ
自分がそう感じているのだから、
それが事実だと考えます。
それが正しいかどうかを深く考えることもなく、
自分の感情が事実だと思い込んでいます。
<10> 心のフィルター
たった1つのネガティブなことや事実を
クヨクヨと考え、
楽しかったこと、幸せ、希望などを台なしにします。
「レストランで多くの友人と楽しんだ夕食
は素晴らしかったが、
ウエイトレスの愛想が悪かったから
その夜は全て台無しになった。」
と考えてしまいます。
10個を挙げましたが…
自分がどれかに当てはまると思ったら、
それらを客観的に見つめて
行動や考え方の選択肢を広げてみましょう。
少しだけでも認知バイアスを
取り除くことができれば、
自信を持つチカラになります。
(2)小さな事にも幸せを感じる
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ほんの小さな成功でも
「より!できた」「うまくいった」と
自分の成功体験の噛みしめましょう。
・書類のハンコを忘れずに押せた
・電話の対応がうまくできた
・取引先の担当者を冗談を言って笑わせた
など、
小さな成功体験を幸せを感じましょう。
「今」を当たり前と思わず、
ひとつひとつの事柄を受け止め、
感謝することです。
このように「今を生きている」人は、
地に足のついた自信あるように見えるのです。
「今のあなた」は「理想のあなた」には
遠いかも知れませんが、
出来たことは
自分自身で認めて褒めるようにしましょう。
(3)褒められたら否定しない
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誰かと会話していて、
「書類の仕上がり綺麗ですね。」
「音楽に詳しいんですね。」
「話が分かりやすいですね。」
など褒められた時、
あなたは、どんなリアクションをしますか?
良くあるのは、
「いえいえ…」
「そんなことありません。」
「それほどでも…。」
というリアクションです。
中には、
「全然そんなことないです。」
「私なんか、たいしたことないです。」
と全力で否定することもありますね。
しかし、これは非常にもったいない事です。
自信をつけるために、しっかり受け止め、
自分の長所として自分で感じましょう。
褒められたときのリアクションは、
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ありがとうございます」と言う
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ことが吉です。
(4)プラス言葉を使う
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人の発する言葉には、傾向があります。
もしあなたが、否定的な言葉を使う傾向にあったら、
まず肯定的な言葉に置きかえるようにしましょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「もうダメ」⇒「改善しよう」
「失敗」⇒「勉強」
「イライラ」⇒「刺激的」
「疲れた」⇒「頑張った」
「のろま」⇒「堅実派」
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:
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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【最強リーダー・01】「最高の成果」を出すには『言葉』を変える
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でもお伝えしたように、
言葉には「力」がありますので、
マイナス言葉を使っていると、
それが自分に伝わって
気力を失わせることになります。
プラス言葉を使っていると、
体力や気力が充実して
常に自信を持った状態になれます。
(5)自信がある人の近くにいる
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ここまで「自信を作る方法」をお伝えしてきましたが、
この「自信がある人の近くにいる」が
一番すぐにできる事かもしれません。
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「成功者」の「行動・結果」をコピーする【脳】の働き
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でも、お話しましたが、
人間の脳には「ミラーニューロン」という
神経細胞があります。
このミラーニューロンは、他者の行動を見て、
まるで自身が同じ行動をとっているかのように
「鏡」のような反応をします。
したがって、
自信のある人の近くにいると、
このミラーニューロンの働きで
自然と自信がついてきます。
自信のある人の考え方、生き方をまのあたりにすると、
それが自己イメージとなって反応するのです。
もしかしたら、
できる人(自信のある人)と一緒にいると疲れる、
だからランチもひとりで、休日もひとりで過ごしたいと
考えるかたもいらっしゃるかも知れません。
そういった場合も、
難しく考えず機会を有効活用することを考えては
いかがでしょう。
見習おう・真似しようと、難しく考えるのでなく、
ちょっと近くにいてみようと考えるだけでも良いのです。
あとは、ミラーニューロンが働いて
自信のある人の感覚が
スッと入ってくるようになります。
試してみましょうね。
まとめ
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■『自信』が作れる簡単な5つの方法
・はじめに『できる人』と思われる事が大切
・人は一度頭の中で肯定したことは覆す事が容易ではない(認知的不協和)
・人は最初に示された特性が記憶に残りやすい(初頭効果)
・「できる人」と思われるポイントは『自信』を持つこと
◆『自信』を作る5つの方法
(1)認知バイアスを取り除く
(2)小さな事にも幸せを感じる
(3)褒められたら否定しない
(4)プラス言葉を使う
(5)自信がある人の近くにいる
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★いつも、応援しています!
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ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】