【彩香】の「実践心理学」、出だしからなかなか好調です。
【可愛 彩香(かわい あやか)】さん、今回も宜しくお願いしますねっ!
【1】日本の常識とタブー
自分の頭の中で、
意識は木の葉のようにヒラヒラと動きます。
ひと時もじっとしていることはありません。
日本では相手の「気持ちをわかる」ことが重要事項で
言わなくてもわかってくれるはずと考えがちです。
今回は、「相手の気持ち」について
いくつかの視点からご紹介します。
【2】イヤな気持ち、嬉しい気持ち
ある人の名前を聞くと嬉しく良い感じがする
ある一言を聞くとイヤな思い出がぶり返す
などと会話の中で語られます。
これは、その対象(人名や地名、事柄)と
自分の過去の感情が一緒に思い出されるためで
条件反射のように強く結びついてしまっています。
これは、記憶や情報が単純化され
「梅干し」は「酸っぱい」のように学習してしまいます。
自分が、嫌なことがあった場合には
同じことを避けようとする
メンタルな防衛反応が起こり
「やっぱり…」
「だから…」
などと単純に、パターン化させようとします。
そこまでの距離が短い人は、
聞く耳を持たない
思い込みが激しい
単細胞
押しつけがましい
などと表現されます。
【3】「相手の気持ちをわかった」と考えたいのはナゼか
どのような場面でも、
人は自分が損することは嫌な気持ちがし、
自分の得になることは良い事だと感じます。
頭の中で考えられる質疑応答は
常に反語がある言葉で語られます。
1.好き嫌い
2.正義(本人のメリット)許せない
3.損得
4.正誤
5.善悪
人は不安な時
何とかして答えを求めようとします。
自分の意識を投影し相手の気持ちをわかった、
と思いたがります。
・あの人はああいう人だから、こう考えたんだ
・こんな時には、普通はこう考えるはず、だからあの時、あの人はこう思ったのよ
・みんな、そうだよね
・こう思ったに違いない
・こう考えたはず
【4】共感と投影は違うもの
(1)共感
人の話を聞いているとき、
頷くのは共感のサインです。
なるほど、うんうん、ふんふんと聞き
相手の情報を分析することは、
相手への理解に繋がります。
・すべての事柄に対する感情
・習慣
・価値感(その人にとっての優先順位、所属する集団の価値基準)
・その人の持って生まれた特性(個人の資質)
(2)投影
相手と自分の距離感が無くなり、
相手の思いや感覚を
自分は全部わかっていると
思い込んでしまうことがあります。
・赤ちゃんを抱く母親
・猫可愛がりするペット(擬人化)
・ストーカー
・親友(十代の頃)、ママ友
【まとめ】
事実と物事に対する解釈は
他人と共有することが可能です。
他人の「気持ち」は
事実と明らかにされたこと以外はわかりません。
しかし、
思考パターンは相手の話を聞くだけで
とても簡単にわかります。
他人の心が読みたいと思われたら
簡単にできますのでお試しください。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】