シャーデンフロイデ(『メシウマ』『他人の不幸は蜜の味』)は異常な感情?

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

こんにちは。みのるコーチです。

今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。

今回は

今回のテーマ
シャーデンフロイデ
(『メシウマ』『他人の不幸は蜜の味』)は
異常な感情?

というテーマでお送りします。

あなたは、職場や学校で
人が失敗したり怒られたりしているのを見て

「いい気味だな」「ざまあ見ろ」
「心の中で少し笑ってしまう」

と思うことはありせんか?

ふと、そんな感情に気がついてしまうと
少し後ろめたい気持ちになったり

「自分ってなんてやつなんだ…」
と落ち込んでしまい人もいます。

しかし、このような「ざまあみろ」の感情は
人間生きている限り皆が経験することです。

落ち込まなくて大丈夫なんです。

今回は、このような感情

『シャーデンフロイデ』

について、お話していきますね。

【Youtube版】

Youtubeでもお伝えしていますので
是非チェックしてくださいね。

【この記事を読むと】

✅シャーデンフロイデを理解できる

嫉妬深さの原因を探れる

対処方法がわかる

【1】シャーデンフロイデとは

シャーデンフロイデ
✅他者の失敗や不幸を喜ぶ心理状態

ゲームのボスキャラのような名前でが

語源は「Schaden(害)」「Freude(喜び)」
合体させたドイツ語で

「毒のある喜び」と訳されています。

別の言い方でいうと「人の不幸は蜜の味」
という言葉がありますね。

また「他人の不幸で今日も飯が美味い」
という言い方もありますし

そこから派生して
2chから生まれたネット用語では

「メシウマ」という言葉もあります。

「毒のある喜び」
「人の不幸は蜜の味」
「他人の不幸で今日も飯が美味い」
「メシウマ」

著名人が不適切な行動をしてフルボッコに
されるのもシャーデンフロイデが
根本にはあるのです。

さて

この「シャーデンフロイデ」という言葉が
注目された日に 2020年10月2日 があります。

この日は、アメリカの元大統領
ドナルド・トランプさんとメリッサ夫人が

大流行の例のウイルスの陽性が
公表された日です。

「シャーデンフロイデを
 世界中の人たちが最も感じた日」

という見方まであるほどです。

この日、覚えていますか…。

「あー、確かに思ったかも…」という人や
「いやいや、そんな感情、自分には関係ない」
と思う人もいると思います。

そして、関心の深さによりますが
冒頭で言った通り、この感情は
「誰にでも」あることなのです。 

普段は気にしていなくても
相手が何かをやらかして
怒られていたりすると

心の奥底にあった感情が
出てくる事があるのです。

【2】シャーデンフロイデの実験

次に、シャーデンフロイデには
欠かせない実験を見てみましょう。

ジョージア州エモリー大学で行われた
「ノー・フェア(不公平)実験」
ご紹介します。

ノー・フェア実験の主役は
オマキザルです。

このオマキザル「2匹1ペア」にして
別々のスペースに入れます。

そして、2つの条件を与えます。

【前提条件】
❶ 各々に、コインを与える。
❷ コイン1枚を持ってきたら
  キュウリを与える。

この2つになります。

オマキザルにとって
キュウリは好物でありませんが

何も貰えないよりいいと思って
コインを持ってきてくれます。

そこで、ここからが実験の本番です。

前提条件の「コイン一枚にキュウリ」を
何回か往復したら…

✅1匹には、コイン一枚で
 オマキザルの大好物「ブドウ」を与える。
✅もう1匹には、コイン一枚で
 キュウリのまま。

に変更しました。

さて、キュウリしか貰えないオマキザルは
どうなったか…?

大好物のブドウを貰った
オマキザルは、大喜びします。

どんどんコインを差し出して
たくさんのブドウを食べます。
 
それを見たもう一方のオマキザルは
ウキウキでコインを差し出します。

しかし、何枚コインを出しても
「キュウリ」しか貰えないオマキザルは

最初は不思議そうな顔をしています。

しかし、それが続くとイライラしてきて
キュウリの受け取りを拒否します。

最終的にはストレスが爆発して
キュウリを投げつけたり
バンバンと壁を叩いて抗議するのです。

このように、人間だけではなく
サルでも「公平性」があることに
気がつきます。

そして、その公平性が失われた際に
「怒り」や「嫉妬」が
生まれることがわかりました。

しかし
「サルと人は違いすぎるんじゃないか」
と疑問に感じる方もいますよね。

確かに、この実験では

①サルは「目の前の結果に怒る」こと
 (自分が損をした事に怒る)

が分かります。

また、この実験の派生で

「何十匹というサルの中で
 あるサルはブドウを貰って
 あるサルはキュウリを貰う場合」

には

ここまで2匹の時ほどの極端な
反応は出ませんでした。

この派生実験によって

オマキザルには人間よりも
集団という概念が薄いということが
分かったのです。

①オマキザルは
 「なんで目の前のサルはブドウもらえて
  自分はないんだ」と悩みます。

②人は
 「みんなと比べて自分は…」と
 目の前の出来事だけでなく
 「みんな」という概念があります。

この「所属する集団(みんな)」の概念で

シャーデンフロイデは
成り立っているのです。

集団の中で、特別な人がいると

その人が失敗した時に
シャーデンフロイデの感情が
起きるということなのです。

集団の概念は

自分の所属する「部署」「会社」とか
「クラス」「学校」あるいは「県」「国」
「人類」に至るまで…幅広く存在しますね。

ちなみに、この不公平実験は
YouTubeでも見ることができます。

私も興味深く拝見しました。
興味のあるかたは
ご覧いただけたらと思います。

動物も不公平を感じると怒ります | 脳トリック

【3】シャーデンフロイデは異常?

次に

「シャーデンフロイデを抱く人は
 ダメな人なのか」

について考えましょう。

実験など
詳しくシャーデンフロイデのことを知ると

このシャーデンフロイデを抱く人は
ダメな人なのか?

このように
気になる人もいると思います。

青年期および成人期の
精神科医リーラ・マガヴィ博士は言います。

シャーデンフロイデを感じたからといって
悪人というわけではありません。

多くの人が、不安、生い立ち、気質など
さまざまな要因でこの感情を抱きます。

このように、シャーデンフロイデを
抱いたからといって

「嫉妬深い人間」「ダメ人間」などでは
ないことが分かります。

ですので、ほとんどの人が抱いている
シャーデンフロイデは

正常な感情ですので
心配する必要はありません。

ただ、この事を知らずに
過度に自己嫌悪に陥ったり…

逆に感情が大きくなり過ぎて
他人を攻撃する事には、注意が必要です。

具体的なお話は次のコーナーで…。

【4】オキシトシンとの関係

あなたは「オキシトシン」をご存知ですか? 

これは「幸せホルモン」の一種で

「愛と親和性のホルモン」

と呼ばれるものです。

この言葉を聴くと

とってもポジティブな
ホルモンに思えますよね。

しかし

コインには表と裏があるように
この「オキシトシン」にも
暗黒の表情があるのです。

仲間意識を作るオキシトシンは

「仲間はみな平等でなければならない」

という、謎の前提を作ってしまいます。

なので

一人だけ成績が良かったり
先生に目をかけられたり
巨額の富を築いたり
容姿が美女・イケメンだったり
高級なものを所有していたり

…といった事があると
それが、許せなくなるのです。

イケメンなのが、イケ好かないとか
一人だけチヤホヤされてむかつく

という感情は
誰しも持ってしまいますよね。

そんな中

対象者が失敗したり不幸に見舞われると
シャーデンフロイデが発動されるのです。

「愛を育み絆を深めるオキシトシン」が
裏の顔を見せ暴走しはじめると

排他的になり「メシウマ」感情に
なってしまうことは
何とも皮肉な話ですね。

そして
日本人はオキシトシンの受容体密度が
高いのだそうです。

良い意味でも、悪い意味でも

みんな平等の思想

が根付いているようですね。

ともかく

このシャーデンフロイデは
オキシトシンの裏の顔が出ているのです。

表には「愛と親和性」の感情という
とっても素敵なものがある

と思って頂けて大丈夫なのです。

【5】対処方法

最後に、シャーデンフロイデの
対処方法について考えましょう。

先ほど言ったように

一般的にシャーデンフロイデを抱くのは
「正常な感情」です。

ですので

この感情自体が出てきた事について
気を病む必要はありません。

前のコーナーでお話したように

オキシトシンは、ポジティブな面と
ネガティブな面があります。

人間も二面性があって

表に出している部分と
そうでない部分があるのです。

誰かの失敗・不幸を見たときに
「ざまあみろ!」と思ってしまうと

そんな自分に落ち込んでしまう事も
あるかも知れません。

しかし「メシウマ」の感情を抱くのは
あなただけではありません。

大切なのは

自分の中にある負の面を受け止めて
過剰に誰かを攻撃しないことです。

過度に、他人を攻撃しそうになったら…

「あっ、自分の中のオキシトシン、
 裏の顔が出てきたな…。

と思って、そういう自分も認めましょう…。

えっ、認めちゃうの??

と思われるかも知れませんが
それでOKです。

ポジティブ面もネガティブ面も
全て受け止めましょう。

心理学者カール・ロジャースさんは言います。

自分をありのままに受け入れることでしか
自分を変えられないのは不自然な矛盾だ。

心配しなくても
ポジティブな面もネガティブな面も
「あるがままを認めて」いると 

自分の反応が
「自然に良い方に変わっていく」から
大丈夫なのです。

精神科医で心理学者の
エリック・バーンさんは言います

他人と過去は変えられないが
自分と未来は変えられる。

ポジティブもネガティブも
自分を認めていきましょう。

「シャーデンフロイデ」は
オキシトシンのネガティブな面が
出ているだけ。

それを認めましょう。

そうすれば、自身にも他者にも
攻撃する事はありませんから。

それで大丈夫なのです…。

【まとめ】

● シャーデンフロイデ

【1】シャーデンフロイデとは
・他者の失敗や不幸を喜ぶ心理状態
・「人の不幸は蜜の味」
・「メシウマ」
【2】シャーデンフロイデの実験
・サルは目の前の「不公平」に怒る。
・人間は集団の中で特別な人を妬む。
 ⇒その人の不幸を喜ぶ。
   (シャーデンフロイデ)
【3】シャーデンフロイデは異常?
・シャーデンフロイデは
 普通の感情。

・この感情を抱いたからといって
 「ダメ人間」ではない。

【4】オキシトシンとの関係
・オキシトシンは
 「愛と親和性のホルモン」。

・「仲間はみな平等でなければならない」
 という謎の前提がある。

・一人だけ特別な人が不幸に見舞われると
 シャーデンフロイデが発動する。

【5】対処方法
・シャーデンフロイデを抱いたら

 「 あっ、自分の中のオキシトシン、
  裏の顔が出てきたな…。」

 と思って、そういう自分も認めよう。

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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