【最適化心理術】『ラポール形成』基本的な考え方と「4つのテクニック」簡単解説

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

ビジネス・恋愛・家族関係など
人生のあらゆる豊かさを得るためには

コミュニケーションが
良質である必要があります。

ラポール形成は、そのカギとなるものです。

この考え方を知り実践することで
初対面から始まる人間関係における

安心感・信頼感を獲得し
円滑にコミュニケーションが進められます。

今回は

ラポール形成の基本的な考え方と
「4つのテクニック」を簡単解説します。

剛留

今回は僕、剛留(ごうる)がアシスタントを務めさせていただきます。よろしくお願いしますっ!

【1】ラポールとは

2
たかはしみのる
あなたは「ラポール」という言葉を聞いたことはありますか?

フランス語の「橋をかける」という意味の言葉ですが、

転じて、

~~~~~~~~~~~~~~~~~
「人と人とが、親密な信頼関係にあり
  心の通い合った状態であること」
~~~~~~~~~~~~~~~~~

を示す心理学用語です。

たとえ同じ話でも、発信する人によって

「受け入れられる」/「受け入れられない」
が変わってくることがありますね。

これは、その両者の「ラポール構築度合いの違い」
によって生じる現象です。

従って
「相手に何かを伝えたい」と思った時には

「何を言うか?」と同じくらい
「ラポールが築けているか?」が大切な要素になります。

その発信が正論だとしても、「ラポール」が築けていない場合

ーーーーー
「屁理屈」
ーーーーー

と受け取られてしまう事もあり
逆に、多少の誤りがあっても「ラポール」が築けている場合

~~~~~~~~~~~~~~~~
「真意は○○と言っているはず!」
~~~~~~~~~~~~~~~~

と好意に解釈されるものです。

「ラポール」は
発言の『理解度』や『納得度』に大きく影響を与えて

人と人とが
「コミュニケーション」を取る上での土台となる存在です。

剛留
そうなんですね。「ラポール」重要なんですね~。

 

【2】共感に基づく信頼関係

3
たかはしみのる
ラポールを築く時に大切なものは何だと思いますか…?

このラポールを築く時に大切なのが、

~~~~~~~
『共感的理解』
~~~~~~~

という概念です。

これは、相手の考えに「同意」するのではなく、
「受け止める」という意味です。

剛留
これって、どんな感じだろう…?
「同意」してしまうパターン:【悪い例】
らむ
もう、こんなに複雑な状態になっちゃって、
こんなの、もう絶対にできないよ!
ごうる
そうだよね~。絶対できないよね~。

 

「アドバイス」してしまうパターン:【悪い例】
らむ
もう、こんなに複雑な状態になっちゃって、
こんなの、もう絶対にできないよ!
ごうる
そんな事ないよ、○○すれば、できるよ~。

 

【受け止める】パターン:【良い例】
らむ
もう、こんなに複雑な状態になっちゃって、
こんなの、もう絶対にできないよ!
ごうる
そっか、今は「こんなの、もう絶対にできないよ!」って思ってるんだね…。

 

利害関係で拮抗する相手とも
「ラポール」を形成することはできます。

「相手の立場」で考えを理解し
「相手が想い描く風景」を一緒に見て
「相手が聞いている音」を一緒に聞いて
「相手の感じている事」を一緒に感じる。

この『共感的理解』が、ラポール形成には、
とても「重要」になってくるんです。

剛留

そっか、『共感的理解』が必要で、「受け止める」感覚なんですね。

 

【3】ラポールの重要性

たかはしみのる
次に「ラポールの重要性」についてです。

(3-1)人間関係を築く

4

初対面の相手と「ラポール」を築くスキルは、

「ビジネス」・「恋愛」といった『人間関係の基盤作り』には
強く求められるスキルです。

「ラポール」を形成することで『交渉』をうまく進めたり
相手に『好感』を持ってもらうことが可能になります。

 

(3-2)発言の理解度や納得度に大きく影響

5

「医者と患者」「上司と部下」「コミュニティの仲間」など…
どんな関係であっても、

~~~~~~~~~~~~~~
「この人は一目置くべき存在」
~~~~~~~~~~~~~~

という
『ラポール』が築けた状態では

発言の『理解度』『納得度』は確実に増します。

 

(3-3)不安や警戒を解くカギ

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「ラポール」が築けているかどうかは、

お互いの「ネガティブな印象や感情」を
払拭するための鍵となります。

「人間関係」を円滑にするためにも
『ラポール』形成が重要になります。

剛留

重要ポイントなんですね、Yeah, I got u !!

 

【4】ラポールを形成するための基本

たかはしみのる
そして「ラポールを形成するための基本!」というと…。

(4-1)相手に興味を持つ

7

相手に「興味」を持って、話を「聴く」こと、

そして
相手に『影響を受ける』という事も重要なポイントです。

剛留

「影響を受ける事」
がポイント?

相手に「好感」を持って、「興味」を持って、「影響」される…

「嘘」をつく事は逆効果ですが、素直な気持ちで、

~~~~~~
「良い行動」

「良い感情」
「良い思考」
~~~~~~

などに「影響される」という事です。

そうすると、「自分に影響を受けた」相手として
あなたに「好感」を抱くようになります。

 

(4-2)共通点をみつける

8

「シンパシー」を感じる相手は、何か

~~~~~
【共通点】
~~~~~

があるものですね。

「同調」をスムーズに促すためには
この『共通点』を見つけるのも、重要なポイントになります。

「同郷の人」や「星座が同じ人」
「聴いている音楽」や「学生時代のクラブ」
「旅行で行った秘境」など…

自分を作る『コアになっている属性』や
「趣味」「体験」をシェアして『共通点』を見つけてみましょう…。

また、「共通点」が『レア』であればあるほど
「ラポール」が強まるものなのです。

剛留
「レアカード」がいいんですね! 最近でいうと「レアポケモン」かな!

 

(4-3)思いやりを持つ

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「同じものを見て」
「同じ音を聞いて」
「同じことを感じる」ことで

「ラポール形成」がうまくいくことはお伝えしましたが

相手の「現実」に入ることで
『心理的な繋がり』が強くなる事を感じるでしょう。

「相手の痛み」も
「自分の痛み」として感じることができるような、

~~~~~~
『思いやり』
~~~~~~

を持つことで、強固な「ラポール」が形成されます。

剛留

3つのポイント「相手に興味を持つ」「共通点をみつける」「思いやりを持つ」しっかりチェックしました!

 

【5】ラポール・テクニック

たかはしみのる
いよいよ、テクニック! これ、必見ですよ!

 

(5-1)ミラーリング

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相手の「しぐさ」や「姿勢」を『鏡に映す』ように真似るのが

~~~~~~~~
『ミラーリング』
~~~~~~~~

の手法です。
人には、自分と似ている存在に対して「親近感」が湧く

~~~~~~~~
『類似性の法則』
~~~~~~~~

があり、鏡のように動作する相手とは、
『同調している』という「一体感」を感じます。

ただ

ーーーーーーーーーーー
「大げさな後追い行動」
ーーーーーーーーーーー

は、ラポール形成にとって
「まったく逆効果」になるので、注意が必要です。

ラポールは「感応」です。

反射的な動きの『同調』が相手の「意識」に登ることなく、
「何故か分からないけど合ってる感じ」を抱かせます。

飲み会で、同じタイミングで
「ジョッキを口に運んでいる」という事はありませんか?。

それと同じことを、
「意図」して「自然に」行うのが、【ミラーリング】です。

 

(5-2)ペーシング

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「ペーシング」は文字通り
『ペース』『テンポ』を合わせることですが

そのために
「話をよく聞くこと」と「間のよい反応」が大事になります。

そして、相手の

~~~~~
「考え方」

「価値観」
「明るさ」
「静けさ」
「感情」
「呼吸」
~~~~~

にも合わせる…、これができると、
ラポール形成が、グッと加速される事となります。

 

(5-3)キャリブレーション

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相手の「姿勢」や「呼吸」、
「表情」や「声のトーン」を『観察』する事を

~~~~~~~~~~~
『キャリブレーション』
~~~~~~~~~~~

といいます。

表向きには「冷静」を装っていても
微妙な「表情」や「声のトーン」の
変化が現れる場合もあります。

ここで大切になるのが、

~~~~~~~~~~~~~~~~
『言葉としぐさの違いを察知する』
~~~~~~~~~~~~~~~~

という事です。

そこから「感じ取れる」相手の気持ちに『寄り添う感覚』
これが最も「キャリブレーション」を活かすポイントです。

 

(5-4)バックトラッキング

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「バックトラッキング」は、いわゆる

~~~~~~~
「オウム返し」
~~~~~~~

の事で、相手のセリフを繰り返し
『理解』を示すテクニックです。

この「バックトラッキング」には、

・相手の話した「事実」を反復する。
・相手の話した「感情」を反復する。
・適宜、相手の話を要約し、確認する。

という「方法」があります。

「バックトラッキング」は
必ず「YES」を引き出すことができて

この時、相手は「自分をわかってくれている!」と
思うものなのです。

また、

「否定的な言葉」は、
そのまま「バックトラッキング」せずに、

『気持ちを汲んで』返すのも、一つのテクニックです。

剛留
「否定的な言葉」には『気持ちを汲んで』? たとえば…?
そのままバックトラッキング:【悪い例】
らむ
もう、こんなことで、ボロクソ言われて…。
一体なんなの…あの人…。って感じだったのよ…>_<;。
ごうる
ボロクソ言われて、一体なんなんだあの人は…、って感じだったんだね。

 

気持ちを汲んでバックトラッキング:【良い例】
らむ
もう、こんなことで、ボロクソ言われて…。
一体なんなの…あの人…。って感じだったのよ…>_<;。
ごうる
そっか、辛かったんだね…。

 

のぞみ
って感じですね。
剛留
良く解りました~。

 

まとめ

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のぞみ
はい、まとめです。

【1】ラポールとは

・人と人とが、親密な信頼関係にあり、心の通い合った状態

【2】共感に基づく信頼関係

・ラポールを築く時に大切なのが、『共感的理解』という概念。
・「同意」でなく「受け止める」感覚。

【3】ラポールの重要性

(1)人間関係を築く
(2)発言の理解度や納得度に大きく影響
(3)不安や警戒を解く

【4】ラポールを形成するための基本は

(1)相手に興味を持つ
(2)共通点をみつける
(3)思いやりを持つ

【5】ラポール・テクニック

(1)ミラーリング
(2)ペーシング
(3)キャリブレーション
(4)バックトラッキング

 

剛留
まるっと、わかりました、ありがとうございました。

この「テクニック」活かさない手はないですね!

たかはしみのる
最後までご覧頂き、ありがとうございました。それでは、また!

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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