『危険な敵』5つの特徴と3つの対処法【カバードアグレッション・フレネミー】

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

こんにちは。

笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。

今回も、ご覧いただき、
ありがとうございます。

突然ですが1つ質問です。

あなたにとって

『危険な敵』

とはどんな人ですか?

何かにつけて難癖をつけてくる人でしょうか。

自分の価値観を押し付けてくる上司でしょうか。

意味不明な意地悪をしてくる人でしょうか。

確かに、こういった人は困ります。
嫌なやつだな~と思ってしまいます。

しかし、本当に危険な敵は…

本当に危険な敵
普段は息を潜めて良い人のフリをして
影で攻撃してくる人…

なんです。

この人は信頼できると思って話した自分の秘密。
悪く誇張されて影で周 りに広まっていたとか…。

そんな風に影で攻撃されていた…、という経験、
お持ちのかたも多いことと思います。

そのような攻撃者を
カバードアグレッションといいます。

カバートアグレッション
普段は息を潜めて良い人のフリをして
影で攻撃してくる人…

アメリカの心理学者
ジョージ・サイモン氏は

カバードアグレッションは
「羊の顔をまとうオオカミ」

と表現しています。

また、類義語に
フレネミーという言葉もあります。

フレネミー
✅友達を装う敵のこと。
✅フレンド(友)とエネミー(敵)
 で作られた造語。
✅友達のように近づくので
 心を許してしまいやすい。

カバードアグレッションとフレネミー
少し違いもありますが
基本は同じ部類に入ります。

カバードアグレッションやフレネミーは

味方のフリをして攻撃し
あなたが落ちていくのを狙っているのです。

例えば、相談に対して心配しているような
フリをして悪い結果になるように誘導していく。
 
相談に乗るフリをして近づいてきて
弱っている事を聞き出し…

裏ではあなたの弱みを
人にいいふらして見下している。

あなたから上司や仲間の愚痴を引き出して…
他の人やその本人に伝わるように

「…さん、こんな事、言ってたわよ…。」
と拡散するなど…。

人間は、このような掴みどころのない不安や
ストレスには対処方法も分からず…

耐えられないものなのです。

ダメージが大きく
人生が壊れていく方向に進んで
しまう事も考えられる
危機的な状況なのです。

今回お伝えすること
カバードアグレッション
 / フレネミー
✅特徴
✅対処法

最後までご覧になって、
大切なあなた自身を守ってくださいね。

【1】5つの特徴

①プライベート情報を聞き出そうとする

相談に乗るフリをしてプライベートな
情報を聞き出そうとします。

弱っている時に近づいて
友達のフリをする特徴もあります。

良い人を装う才能があるところが厄介です。

気をつけるPoint
親切にされると返報性の法則が働いて話してしまう…。

②被害者ぶる

カバードアグレッションは被害者ぶります…。

○○さんに酷いことをされた…、
などなど、被害者ぶった話をします。

助けてくれない人は酷い…
という攻撃も仕掛けてきます。

人の善意や罪悪感を巧みに揺さぶってくるのです。

そして、その人が言う加害者は、ジツは
被害者である場合が多いものなのです。

気をつけるPoint
人は同情する心理、貢献したいと思う
心理を持っている。

あなたが、良い人であればあるほど
つけ込まれてしまいます。

③急速に距離を近づけようとする。

たいして仲良くないのに
友人であると強調します。

一見は、まあまあ良い人に見える特性があり
心を許してしまう場合があります。
 

気をつけるPoint
違和感があっても慣れてしまう…

最初は違和感があっても…。

「私達って友達なんだから、
 何でも話してよ…。」

などと言われ続けると…。

「あれっ、そうだっけ、
 そうなんでしょうね…。」

という感じで
慣れてしまうものなのです…。

この部分、怖いところです。

④人間関係や個人のネガティブな情報に詳しい

これまでお伝えしてきた手口で
ネガティブ情報を集めることに
長けています。

それを自分の都合良く活用して
人を貶めていくことを繰り返し
人間関係をかき乱していくのです。

気をつけるPoint
人はネガティブな情報に反応しやすい

この人間の特性を熟知しているのです。

⑤話をはぐらかすのが得意

忘れた・知らないフリをします。

「え?、そんなことあった?」
…という感じ…で軽くはぐらかします。

また、
論点ずらし、話のすり替えが巧妙です。

「え?、そんな事、言ったっけ?

 最近疲れてて…
 仕事、押し付けられて最悪なの~。

 あなたも最近、大変じゃない~。
 聞いたわよ~。」

といった感じで、
絶妙にはぐらかしてきます。

気をつけるPoint
話を素直に聞いてしまうと
話をずらされている事に気づかない…。

あるいは気づいていても
仕方ないと思ってしまうものです…。

注意が必要ですね。

【2】3つの対処法

ここまで話してきた話で

カバードアグレッション確定で
酷いことをされた場合には…

縁を切るのが得策です。

ただ、仕事関係で、
そうも行かない場合もあります。

また、確定ではないけど
要注意人物と思われる場合もあります。

その場合には
今回お伝えする方法で対処してください。

①敵対心を表さない

敵対心を表すと
火に油を注ぐことになってしまいます。

攻撃が加速してしまうのです。

あなたは酷い人であるという情報が
広まって、立場が窮地に陥ってしまいます。

そうなると、あなたは大きなダメージを
受けてしまう事になるのです。

ご自身を守るために
敵対心を表さないようにしましょう。

②必要以上に話さない

挨拶や業務上の話など、必要最低限の範囲で
話すようにしましょう。

少しでもスキを見せると
巧みに入り込んできて
情報を収集しようとします。

以下の3つは特に気をつけましょう。

❶自身のプライベート情報

これは、格好の標的になってしまいます。

誇張したり歪曲したりして
都合の良いように使われて
人間関係をかき乱されてしまいます。

気をつけましょうね。

❷幸せな話

幸せをつぶすために、
巧みに揺さぶりをかけてきます。

例えば…
彼氏が出来たというと…。

あの人は悪い噂があると伝えてきたり
あなたの悪い噂を彼に伝わるよう広めたり。

結果的にギクシャクする事を狙ってきます。

例えば…
プレゼントをもらった…
という話では。

「同じプレゼント
 ○○ちゃんももらったらしいけど…。

 あっ、これ言っちゃ
 いけなかったかしら…。」

と、客観的に見ると
攻撃がミエミエの事を言ってきます。

しかし、当事者のあなたは
気になって仕方ない状態…。

彼に対して疑心暗鬼な状態が
生まれてしまう事もあります。

注意が必要ですね…。

❸第三者の愚痴

カバードアグレッションは
被害者のフリをして同意を求め

あなたの愚痴を引き出す手口を使います。

うっかり話に乗ると
誇張・歪曲されて伝わって

あなたが四面楚歌になってしまう
可能性が大きくなります。

人間関係が破綻して
人生が狂わされる可能性まであるのです。

❶~❸の話は特に気をつけましょう。

完全にスルーすると攻撃が強まるので、

「あっ、仕事に戻らなきゃ…。」
といった感じで

完全にスルーはしないけれども
話に乗らないという姿勢でいましょう。

③『直感』を信じ『客観的』に見る

じつは、これが一番大切なことです。 

急に接近されたり
個人的な事をネホリハホリ聞かれて
直感的に違和感があった場合。

この『直感』は何だろう…。

『客観的』に相手との距離は
この程度だよね、とか

この個人的な話を聞かれるのは
変だよね…。

と、感じたことを
大切にして頂きたいのです。

人間は…

人間の特性
・素直に話を聞く
・同情する
・貢献したい
・好意の返報性
・ネガティブな話に反応しやすい

などの特性があります。

カバードアグレッションは
この部分を巧みに突いてくるのです。

直感的に『おかしい』と感じても
相手の話を聞いているうちに、

あの『違和感』は、気のせいだったんだ…
と思ってしまう事が多くなります。

とても危険な事です。

ですので

『直感』を信じ『客観的』に見る。
これを大切にしてくださいね。

【3】まずやる事

①リストアップ

・直感的に違和感を感じた事を
 リストアップして検証する。

※何かいやだな~と思うことも
 あるかも知れませんが、
 あなたを守るためです!

【まとめ】

●カバードアグレッション/フレネミー

【0】はじめに
①カバートアグレッションとは

 ・常識的でちょっといい人に
  見えるが自分に都合の悪い相手には
  裏で攻撃する。
 ・心理学者ジョージ・サイモン氏は
  「羊の顔をまとうオオカミ」と言う

②フレネミーとは

 ・友達を装う敵のこと。
 ・フレンド(友)とエネミー(敵)
  で作られた造語。
 ・友達のように近づくので
  心を許してしまいやすい。

【1】5つの特徴
①プライベート情報を聞き出そうとする

②被害者ぶる

③急速に距離を近づけようとする。

④人間関係や個人のネガティブな情報に詳しい

⑤話をはぐらかすのが得意

【2】3つの対処法
①敵対心を表さない

②必要以上に話さない

 ❶自身のプライベート情報
 ❷幸せな話
 ❸第三者の愚痴

③『直感』を信じ『客観的』に見る

【3】まずやる事
①リストアップ

・直感的に違和感を感じた事を
 リストアップして検証する。

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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