簡単に成果が出る『見守り』心理学(ホーソン効果)活用法【コミュニケーション能力向上】

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

こんにちは。

笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。

今回も、ご覧いただき、
ありがとうございます。

今回は

今回のテーマ
簡単に成果が出る
『見守り』心理学
ホーソン効果:活用法

というテーマでお 送りします。

人は誰かに見られていると
モチベーションが上がって成果が出ます。

職場で言えば
「上司がいる、いないでやる気が変わる」
というのがありますね。

これは仕事だけではなく、
家族内、友人・知人、恋愛などの
プライベートでも言えること。

心理学では「ホーソン効果」といいます。

今回は

今回お伝えすること
✅ホーソン効果の意味
✅効果的な活用法

をお伝えしていきますね。

意味は分かっていても、活用法を知らずに
損をしているかたも多くいらっしゃいます。

ぜひ、最後までご覧になって
活用して頂けたらと思います。

【この記事を読むと】

✅ホーソン効果の意味が解る。

活用方法が解る。

✅仕事・プライベートで
 活用できて成果が出る。

【1】意味と身近な例

①ホーソン効果とは

ホーソン効果とは
「人から見られていることで
  ポジティブな結果をもたらす」
 という心理現象。

②具体例

❶授業参観

学校の授業参観で、お母さん・お父さんが
見に来ている時の例です。

そんな時は「よし、頑張らないと!」と
張り切ってしまった経験ありませんか?

やっぱり普段と違う緊張感
頑張ってしまう事が多いと思います。

❷ダイエットはジムに通う

ダイエットをする時には、一人で頑張ろうと
思ってもなかなかうまく行かないものですね。

しかし、ジムに行ったり
パーソナルトレーナーについて
もらったりすると、頑張れますね。

これも、仲間やトレーナーに
見守られているという
ホーソン効果が効いている例なのです。

❸スポーツなど

スポーツなどはファンが見ていると
盛り上がりますね。

その場の雰囲気で、会場全体が盛り上がる
ということは確かにあります。

そして、それに加えて…

ホーソン効果が働いて、
選手がパフォーマンスを発揮する事も
盛り上がりの要因になっているのです。

昨今の事情で無観客の試合は
本当に大変だと思いますね。

【2】ホーソン実験

①段階的な実験

ホーソン効果は
ある実験で明らかになりました。

その実験は

アメリカイリノイ州のシカゴ郊外にある

ウエスタンエレクトリック社の
ホーソン工場で行われました。

1924年から1932年の8年もの長さで行われた
ホーソン実験です。

この、ホーソン実験は

ハーバード大学のエルトン・メイヨー教授ら
複数の科学者によって行われました。

ジツは、この実験「科学的管理法」による
作業効率の向上を裏付けるものと
期待されていました。

しかし、この意図に反して
実験は意外な結論に至るのです。

ホーソン実験は4つの実験があります。
それは以下の通りです。

4つの実験
❶照明の明るさ
❷労働条件
❸面接
❹作業観察

❶照明の明るさ

照明の明るさを100Wから25Wの間で変化させ
工員の作業速度の変化を確認するものでした。

これは予想外の結果で

照明の明るさの変化は作業の効率に
何ら影響を与えないというものでした。

❷労働条件

賃金や休憩の改善を行うことで
生産効率はUPしました。
 
しかし、賃金や休憩の条件を元に戻しても
生産効率はDOWNしなかったのです。

こちらも予想外の結果となりました。

❸面接

今までの実験結果を踏まえて工場全体の
8部門従業員21126人に面接調査をしました。

ここでは
「能力が低いと思われたくない」
工員たちが思っていたことが判明。

そして、面接を行っただけで生産効率が
アップする結果が得られました。

❹作業観察

配線作業を3つのグループに分けて
観察者を置く実験を行いました。

その結果、観察者が存在することと、
偉い人に見られるほど生産性が
上がることが判明しました。  

②人間関係論

結果的に

✕❶照明の明るさ
✕❷労働条件

は、成果に関係なし

○❸面接
○❹作業観察

大きな関係性が示されました。

この結果「科学的管理法」による
作業効率の向上に疑問が投げかけられ

メイヨーは「人間関係論」を
提唱するようになるのです。

この人間関係論とは…

人間関係論
✅人の労働意欲は、客観的な
 職場環境の良し悪しより
 職場での人間関係に左右される。

というものです。

こうして、人に見られていることで
モチベーションが上がり成果が出るという

ホーソン効果が明らかになりました。

ちなみに、
期待されると成果が出る心理に

「ピグマリオン効果」があります。

この「ピグマリオン効果」については
以下の記事でお伝えしていますので

併せて参考にして頂けたらと思います。

【初心者向け】(ピグマリオン効果)【Part①】『期待する力』で成果を出す心理効果の活用法

【続・初心者向け】(ピグマリオン効果)【Part②】『期待する力』で成果を出す心理効果の活用実践

【3】活用法

①お互いの評価制度

ディズニーランドでは、
キャストの評価を現場のキャスト同士で
行っていることが知られています。

これを参考に、職場やコミュニティーで
お互いの評価し合うことが考えられます。

良い行いには、メッセージカードを
渡す制度をも良いですね。

ホーソン効果が働き、
全員がモチベーション高く
働くことができますよ。

②パブリックコミットメント

公の場で具体的な目標を宣言することで
達成確率があがります。

見られている状況に身を置くことで

ホーソン効果が働いて実現に向けての
強いモチベーションが維持されるのです。

職場で個人の目標を
宣言することも良いですね。

そして、個人的な目標であれば
SNSやブログなどで宣言する事も効果的です。

③内容チェック予告

このホーソン効果、裏を返せば一人だと
効果が落ちてしまうということ。

職場で部下に対してや、子育て、
サークル仲間の間などに対して… 

作業内容をチェックする時間を
予告するのも良いでしょう。

いつまでに、しっかり仕上げよう
という心理が先行して…

一人でも集中して
作業するようになるでしょう。

【4】まずやる事

①目標をパブリックコミットメント

・今の目標を内容・期日を具体的にして
 パブリックコミットメントしてみましょう。

【まとめ】

● 見守り心理学(ホーソン効果)

【1】意味と身近な例
①ホーソン効果とは

 ・人から見られていることで、
  ポジティブな結果をもたらす
  という心理現象。

②具体例

 ❶授業参観
 ❷ダイエットはジムに通う
 ❸スポーツなど

【2】ホーソン実験
①段階的な実験

 ・段階的な実験により科学的管理法が
  否定され、人間関係論が証明された。

 ・人に見られていることで成果が出る
  ホーソン効果が実証された。

②人間関係論

 ・人の労働意欲は、客観的な
  職場環境の良し悪しより
  職場での人間関係に左右される。

【3】活用法
①お互いの評価制度

 ・職場などでお互いを評価して
  メッセージカードなどを渡す。

②パブリックコミットメント

 ・公の場で具体的な目標を宣言する
  ことで達成確率があがる。

③内容チェック予告

 ・一人でも集中するように
  内容のチェックを予告する。

【4】まずやる事
①目標をパブリックコミットメント

 ・今の目標を内容・期日を具体的にして
  パブリックコミットメントしてみよう。

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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