
名言
勝者は
どんな問題にも解答を見つけ敗者は
どんな解答にも問題を見つける~ロバート・アンソニー(心理学者)~
【1】 勝者的な視点は…
同じ状況でも…
「どうすればうまくいくかな?」と考える人もいれば…
「いや、どうせ難しいし…」と
最初から“できない理由”を探してしまう人もいます。
もちろん、どちらが「正しい」
という話ではありません。
私たちは誰だって
うまくいかない日があります。
問題ばかりに
目が行ってしまう日だってありますよね。
その中で、心理学者の マーティン・セリグマンさんは
ポジティブ心理学の研究で…
『人は、ものごとの捉え方を 訓練によって変えられる』
と述べています。
つまり、“勝者的な視点”は
生まれつきではなく『育てられる力』なんです。
【2】 『脳』の傾向
たとえば、仕事で
新しいプロジェクトを任された時。
Aさんは「どう進めればいいかな?
まずは小さいところから試そう」と考える。
一方で、Bさんは「時間がないし…
メンバーも忙しいし…失敗したらどうしよう…」
…と、頭の中で
“問題のリストアップ”が止まらなくなる。
どちらも自然な反応です。
ただ、脳科学者
ダニエル・カーネマン の研究によれば…
人間の脳は“危険”や“問題”に
注目しやすい仕組みを持っているそうです。
だから、Bさんのようになるのは
普通のことなんです。
もし、問題のリストアップを
してしまう自分を発見しても…
これ、普通の脳の傾向だよな…
と思って、大丈夫です。
ただ、そのままでは、無意識には
勝者の視点には、なれないので…
意識的に「解答の方向を見る」考えが
必要になる事を 心に留めるようにしましょう。
【3】 小さな解決
だから今 「最近、問題ばかり見つけてしまうな…」
と思っていても、それは悪いことではありません。
それは、あなたが真面目で
責任感を持っている証拠とも言えそうです。
そして、そこから
少し視点を変えるヒントをご紹介しましょう。
行動科学者 B.J.フォッグ は
「行動を変えるには
“小さすぎて失敗しようがない行動”から始める」
と言っています。
これは、小刻みに 解決した結果を 得ることで…
脳が、解決の方向性を考えるトレーニングにもなるのです。
だから、小さな行動から 始めてみましょう。
たとえば…
今日の仕事で、解決できそうな“小さな部分”をひとつだけ選ぶ。
勉強なら、「1問だけ」やってみる。
人間関係の悩みなら、「1つだけ違う声かけ」を試してみる。
こういう“手が届く行動”で
小さな解決を生んでみましょう。
それが、解答の方向性を考える
脳の筋トレにも なるのですから…。
【4】 チャンスを見つける視点
どんな状況でも、解答を見つけようとする人は…
完璧だから勝者なのではなく
「態度の選び方」が勝者なんだと思います。
あなたが、もし今日ちょっと落ち込んでいたり
「また問題ばっかり…」と思っていたとしても、大丈夫です。
そういう時は、誰でもあります。
そして 同時に、その“問題”の中にも、小さなヒントや
改善の糸口が隠れていることも、良くある事です。
ほんの少しでいいので
「今の状況で、自分にできることって何かな?」
と、自分に 問いかけてみてください。
その問いは、小さいようで、大きな一歩です。
あなたの未来を静かに、でも確実に変えていく力を持っています。
私は、そんなあなたを心から応援しています。
【Question】
抱えている問題に対して
自身で 解決策を考えられたら…
どんな 気持ちになると、思いますか?




































ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】