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あなたは、
「どんなリーダーが理想ですか?」
と聞かれたら、どう答えますか?
:
:
:
:
それぞれの考え方がありますね。
自身の指針があることは、良いことと思います。
そして、その上で、更に効果を出すために、
「フォロワー(部下・メンバー)によって、
リーダーシップのタイプを変えること。」
を考えてみては、いかがでしょうか。
今回は、その元になる考え方として、
★
★ SL理論
★
をご紹介いたします。
目次
SL理論とは
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/01_.jpg)
SL理論とは、
「Situational Leadership」
の頭文字をとったもので、
「状況対応(型)リーダーシップ」
のことです。
SL理論は、
ポール・ハーシー(Paul Hersey)
ケネス・ブランチャード(Kenneth H Blanchard )
という2人によって提唱されました。
ポール・ハーシー(Paul Hersey)さんは、
カリフォルニア・アメリカ大学大学院教授を務めた行動科学者であり、
「リーダーシップ研究センター」を創設しました。
ケン・ブランチャード(Ken Blanchard)さんは、
マサチューセッツ大学教授も務めた組織心理学者で
・『1分間マネジャー』
・『1分間リーダーシップ』
・『1分間セールスマン』
といった「1分間シリーズ」の著者としても有名です。
SL理論の言う『状況』とは
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/02.jpg)
SL理論は『状況』に合わせたリーダーシップをを提唱していますが、
その『状況』とは何かと言うと、
『フォロワー(部下・メンバー)の状況』
の事を指しています。
例えば、
部下がフォロワーというケースで考えましょう。
部下には、ピカピカの新入社員もいれば、
仕事を一通りこなせる中堅社員、
そして、自分で仕事を回せるベテランもいます。
そして、同じ中堅社員でも、
仕事に取り組む意欲には差があり、スキルにも差があります。
つまり、
どんな組織でも部下の『状況』には「差」があるわけです。
2つの軸
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ブランチャードさんは『1分間リーダーシップ』の中で、
・『4つの状況』と
・それに合わせた『4つのリーダーシップ・スタイル』
について説明しています。
まず、リーダーの行動に、以下の2つの軸を設定しますが、
それぞれに、キーワードが3つあります。
●『指示的行動』
・構造化する(仕事の仕組みづくりをする)
・コントロールする
・監督する
●『援助的行動』
・賞賛する
・傾聴する
・促進する
SL理論の4つのリーダーシップ・スタイル
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/04.jpg)
そして、
●『部下の発達度(状況)』
を組み合わせて、4つのマトリクスを作ります。
これが、
★4つの基本的リーダーシップ・スタイル
になります。
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/sl.png)
●「指示型」
リーダーは具体的な指示命令を与え、
仕事の達成をきめ細かく監視する。
●「コーチ型」
リーダーは引き続き指示命令を与え、
仕事の達成をきめ細かくはするが、
決定されたことも説明し、提案を出させ、
前進するように援助する。
●「援助型」
リーダーは仕事の達成に向かって部下の努力を促し、
援助し、意思決定に関する責任を部下と分かち合う。
●「委任型」
リーダーは意思決定と問題解決の責任を部下に任せる。
『状況』に合わせた『リーダーシップ』の変化
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リーダーの指導のもと、
フォロワー(部下・メンバー)は成長していきます。
概念図にある「矢印」の曲線は、
そうした流れを意味しています。
この流れに沿って、リーダーシップ・スタイルを
変化させていくことが
★効果的なリーダーシップ
と言えます。
フォロワーを見る『洞察力』も必要
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/06.jpg)
また、同じ年月を経過したフォロワーでも、
その発達度は人によって違いがあります。
「指示型」リーダーシップ
▼
「コーチ型」リーダーシップ
▼
「援助型」リーダーシップ
▼
「委任型」リーダーシップ
という過程を、一定の期間で変化させると、
そのリーダーシップが、フォロワーの発達度とマッチしない場合があります。
このような事にならないために、
リーダーは、常にフォロワーの状況を注意深く観察する必要があります。
フォロワーに合った『きめ細かい』対応をしましょう
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SL(状況対応型リーダーシップ)とは、
★★★★★★★★
「自分のリーダーシップ・スタイルこれ!」と
決めつけて、ひとつの型に固執するのではなく、
状況にあわせて自身のリーダーシップ・スタイルを
柔軟に変化させていく。
★★★★★★★★
ということなのです。
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効果の出るリーダーシップを発揮し、
大きな成果を出すために、
この柔軟な『SL理論』を参考に
して頂けたらと思います。
まとめ
![](https://coach-minoru.com/wp-content/uploads/2020/07/08.jpg)
・SL理論とは
SL = Situational Leadership
▼
「状況対応(型)リーダーシップ」
・SL理論の提唱者
ポール・ハーシー(Paul Hersey)
ケネス・ブランチャード(Kenneth H Blanchard )
・SL理論の状況とは
フォロワー(部下・メンバー)の状況
・SL理論:リーダーシップの行動2つの軸
①指示的行動
②援助的行動
・SL理論:4つのスタイル
フォロワー(部下・メンバー)の発達度によって、
4つのリーダーシップ・スタイルが存在する。
指示型
コーチ型
援助型
委任型
・リーダーシップ最適化は、
フォロワーの状況に合わせて変化させること。
・そのために、フォロワーを観察する目が必要。
(経験年数などで画一的に区切らない)
・フォロワーに合ったきめ細かい対応をしましょう。
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ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】