【ホンネ】を読み解くポイントは「観察力」と「感性」!

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

相手のホンネを読み解きたい時には・・・

あなたは、相手のホンネを読み解きたいと
思ったとき、何に注目しますか?

話している内容に注目しても、相手は実際の考えとは
反対のことを言っている可能性もあります。

従って、話の内容からは
ホンネを読み取ることは難しいという事が言えます。

本当の心理を知りたいのであれば、

感情と繋がりの深い「表情」や「しぐさ」から
読み取る必要があります。

「言語以外のコミュニケーション」を心理学では

 「ノンバーバルコミュニケーション(=非言語コミュニケーション)」

といいます。

手や脚、姿勢の
ちょっとした動きや微妙な表情の変化を読み取り、
知識と照らし合わせていくことで

相手の感情や心理を
見分けることができるようになります。

今回は

「7つの感情」に対する表情の特徴をお話します。

 

FACS(Facial Action Cording System)

アメリカの心理学者ポール・エクマンが
提唱した考えに

「FACS(Facial Action Cording System)」

があります。これは

「人間はある特定の【感情】を感じると、
 全人類で普遍的に同じ表情となって表れる」

という学説です。
その普遍的な特定の感情は

 「驚き」
 「恐怖」
 「悲しみと絶望」
 「憤りと怒り」
 「嫌悪」
 「軽蔑」
 「喜びと歓喜」

の7つがあります。

 

7つの感情の表情の特徴

それぞれの表情の特徴を見ていきましょう。

(1)「驚き」

人は驚くと必ず、眉毛がグッと上がり、
額にシワが入ります。

目は大きく見開かれ、まぶたが上下に開かれます。

下あごが下がり、口が少し開きます。

そして、この「驚き」の表情は、
「音などにビックリ」した表情とは
明らかに違います。

※「音などにビックリ」した表情

目を細め、眉が下がり、唇は閉じて
水平に伸びます。

こちらは、非常に短時間で消えます。

また表情を隠すことは不可能ですから、
注意して観察すれば認識ができます。

(2)「恐怖」

「恐怖」を感じている表情は「驚き」の表情と
似ていますので、見分けに注意が必要です。

眉が上がるのは「驚き」と同様ですが、
眉間(両方の眉毛の間)が少し寄り、
この部分に力が入った状態になります。

口は水平に伸びたり、
口だけが軽くゆがむという場合もあります。

(3)「悲しみと絶望」

落胆や失望をすると、
顔面の表情は無気力になり動かなくなります。

眉の付け根は少し上がり気味になり、
縦のシワが寄ります。

視線は下向きで、口角が下がります。

(4)「憤りと怒り」

「怒り」の表情は、額にはシワが寄らず、
眉が下がり眉間に縦ジワが入ることが多いものです。

下あごは前に出て、唇はギュッと閉じています。

「怒り」で動く表情筋は動かしやすいので、
怒っているフリをすることも簡単です。

この場合、
表情意外の「言動」も併せて判断しましょう。

(5)「嫌悪」

「嫌悪」の表情は、

嫌なものを見る、嫌な音を聞く、
嫌な匂いを嗅ぐ、嫌いなものを食べる、
などの場面に現れる表情です。

鼻の上から眉間にシワが寄り、
上唇が引っ張られます。

嫌悪の度合いが強いほど、顔の下半分に
しわがたくさん入ります。

「嫌悪」の表情は「怒り」の表情に似ていますが、

「嫌悪」の表情は口や鼻の周りに
表れることが多いのが特徴です。

(6)「軽蔑」

「軽蔑」の表情は「嫌悪」の表情と似ていますが、

「軽蔑」の表情の特徴は、顔の半分だけが変化し、
口角がこわばり軽く上がる、というものです。

また、顎が少し上向きになったり、
目が細くなることもあります。

(7)「喜びと歓喜」

「喜び」の表情は「笑顔」ですが、

「本物の笑顔」と「つくり笑顔」を見分けるには
「目が笑っているかどうか」で判断することができます。

フランスの学者ギヨーム・デュシェンヌは、
つくり笑いと本物の笑顔の違いを研究しました。

その中で、彼は、笑顔に使われる

「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」と
「眼輪筋(眼輪筋)」を発見しました。

※大頬骨筋:口角を頬骨まで引き上げる筋肉
※眼輪筋:頬を引き上げる筋肉

これらの筋肉の動きの研究により、

大頬骨筋が動く時間は、つくり笑顔より
本物の笑顔のほうが短いことがわかりました。

つまり「長時間続く笑顔はつくり笑顔の可能性が高い」
ということが分かります。

 

一瞬だけ表れる「微妙な表情」をキャッチする

感情が表情となって表れる平均時間は2秒間です。
1秒に達しない場合も、4秒以上続く場合もあります。

このことから、観察力を上げないと
相手の表情はキャッチしずらいことが言えます。

そして、このFACSを提唱したエクマンによれば、
本心が読み取れる【微細な表情】があるといいます。

人は感情を隠そうと
ニュートラルな表情を保とうとしても、
一瞬、表情に「本心」が表れてしまいます。

これが【微細な表情】と呼ばれるものです。

【微細な表情】は「無意識(無意識)」の反射反応で、
現れる時間は「0.2秒程度」とのこと。

とても「短い時間」ですが、

相手自信も表情に出した事を気づいていない
【微細な表情】をキャッチし読み解くことが、

相手の感情を読み取るための一番のヒントになります。

 

「いつもと違う」を見分ける

とは言え「微細な表情」を
的確にキャッチするのは至難の業です。

ビジネスの場合、

チームメンバーやお客様・取引先・関係者といった、
良く話す相手の「いつもと違う」を

無意識(潜在意識)で感じ取ることが大切になります。

つまり「相手の表情を見て自分がどう感じたか」を
大切にすることがポイントとなるのです。

★★★★

「観察力を磨く」

「感性を磨く」

★★★★

ということが大切になってくるのです。

「ホンネ」を読み解くポイントは「観察力」と「感性」!

 

まとめ

・相手のホンネは「表情」や「しぐさ」から読み取れる。

・アメリカの心理学者ポール・エクマンが提唱した考えに
 「FACS(Facial Action Cording System)」がある。

 これは「人間はある特定の【感情】を感じると、
 全人類で普遍的に同じ表情となって表れる」という学説。

・「7つの感情」の表情の特徴

(1)「驚き」

眉毛が上がり、額にシワが入る。
目は見開かれ、まぶたが上下に開かれる。
下あごが下がり、口が少し開く。

※「驚き」と違う、「音などにビックリ」した表情

目を細め、眉が下がり、唇は閉じて水平に伸びる。
非常に短時間で消える。

(2)「恐怖」

「驚き」の表情と似ている。

眉間(両方の眉毛の間)が少し寄り、
この部分に力が入った状態になる。
口は水平に伸びたり、口が軽くゆがむ場合もあり。

(3)「悲しみと絶望」

表情は無気力になり動かなくなる。
眉の付け根は少し上がり気味で、縦のシワが寄る。
視線は下向きで、口角が下がる。

(4)「憤りと怒り」

額にシワが寄らず、眉が下がり眉間に縦ジワが入る。
下あごは前に出て、唇はギュッと閉じている。

(5)「嫌悪」

鼻の上から眉間にシワが寄り、上唇が引っ張られる。
度合いが強いほど、顔の下半分にシワがたくさん入る。

(6)「軽蔑」

顔の半分だけが変化し、口角がこわばり軽く上がる。
顎が少し上向きになったり、目が細くなることもある。

(7)「喜びと歓喜」

「喜び」の表情は「笑顔」。
「本物の笑顔」と「つくり笑顔」を見分けるには
「目が笑っているかどうか」で判断する。
長時間続く笑顔はつくり笑顔の可能性が高い。

・人は感情を隠そうとしても、
 一瞬、表情に「本心」が表れる。これが【微細な表情】。

・【微細な表情】は「無意識(無意識)」の反射反応で、
 表れる時間は「0.2秒」程度。

・「微細な表情」をキャッチし読み解くことが、
 相手の感情を読み取るための一番のヒントになる。

・とは言え「微細な表情」を
 的確にキャッチするのは至難の業で、

 相手の「いつもと違う」を
 無意識(潜在意識)で感じ取ることが大切。

   ||

・「相手の表情を見て自分がどう感じたか」を大切にする!

 

<まとめ>の【まとめ】

 

  ★★★★

  「観察力を磨く」

  「感性を磨く」

  ★★★★

  ということが大切!!

 

たかはしみのる
★いつも、応援しています!!

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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