Q12:デキる人が考える【有意義な議論】で「意識する2つの事」と「4つの注意点」

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

名言

決断力に欠ける人々が、いかにまじめに協議しようとも、

そこから出てくる結論は、常に曖昧で、それ故常に役立たないものである。

 

~マキャヴェリ(思想家)~

「議論」をする事は大切ですね。

意見を出し合い、「より【良い方向】を考える」ことは、
とっても大切な事と思います。

そして、その議論には、【目的】があるはずです。
そう、何らかの【目的】が…。

でも、「議論」する事に夢中になると、ついつい「目的」が、
「議論をすること自体」になっている事があります。

「議論のための議論」になってしまって、
時には、「何のために話してたんだっけ?」という
話になってしまうことも、珍しくありません。

今回は、【決断力】を持って、【目的】を達成するために、
「議論で意識すること」「議論の注意点」について

シェアしていきます。

 

【1】議論の「目的」を意識する

みのる
議論の【目的】を意識すれば、
「主張の仕方」や、「議論の流れ」がわかってきます。

ここでは、議論の目的を3種類ご紹介します。

(1-1)決定することが目的

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「企業の運営方法の決定」や、「政府の行動の決定」、
「友達の旅行先の決定」、「コミュニティの催し物の決定」など、

何かを【決定する事】を「目的」にする場合。

【決定】して前に進もうとする事を念頭において
「議論」する事が大切です。

(1-2)討論・ディベート

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これは、2手に分かれて「お題」を討論して、
【第三者が判定を下す】という形。

ここでの目的は、第三者が【判定を下す】こと。

「刑事裁判」の場合、「弁護人側」と「検察官側」に分かれて、
判定を下すのは【裁判官】ということになります。

「テレビの討論番組」の場合には、判定するのは、
【テレビの視聴者】になりますね。

「選挙の党首討論」の場合には、
【国民】が「選挙」の形で判定する事になります。

全ての場合で、「討論」・「ディベート」自体が目的ではなくて、
その後の【判定】が目的となります。

(1-3)相互理解・真理追求

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「学会」や「異業種交流会」、「読書会」などの場合、

「議論」のテーマに沿って、
【自分の主張】をお互いに「言い合い」、
お互いに「反論」しあうことで、

「理解を深めること」「真理を追求すること」を目的とします。

この場合には、「議論」は【共同作業】となって、
「勝ち負け」はありません。

ただ、目的は【相互理解】【真理追求】にあることを
「意識」する必要があります。

【2】議論の「内容」を意識する

みのる
議論をするときには、
その【内容】を「意識」する必要があります。

これがズレると、「議論が迷走」して、
【目的】に辿り着かない場合があります。

ここでは主な「議論の目的」を
4つシェアしていきます。

(2-1)行動の議論

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「行動の決定」に対する議論です。

「企業運営の意思決定」から、
「家族旅行の行動計画」までさまざまです。

【賛成】か【反対】かといった「立場」にたっての
「議論」になりやすいのが特徴です。

また、「裁判」においては「量刑」を決めることも
この種類となります。

(2-2)価値の議論

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「ものごと」や、「行動」などの【価値】についての議論で、
「答えの出ない」議論内容になります。

「相互理解・心理追求」に属する事が多く、
「決定事項」は存在しない場合が多いものです。

(2-3)定義の議論

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「議論」を組み立てる場合、
「言葉の定義」を定めないと議論にならない場合が多いもの。

このため、あらかじめ「定義の議論」を行います。

また、どこに「カテゴライズ」されるかという内容も、
この種類に属します。

(2-4)因果関係の議論

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因果関係の議論は「原因と結果」の【正しさ】を議論したり、
「原因を追求する」議論をするような、

【因果関係を分析する】議論となります。

また、「○○するとどうなるか?」といった
「近未来を推論」しあう議論もここに属します。

【3】「有意義な議論」のための4つの注意点

みのる
ここでは、「有意義な議論」のための、4つの注意点をシェアします。

(3-1)議論のための議論は避ける

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【目的】と【内容】を意識して、「議論」を進めましょう。

「議論自体が目的」にならないように!

そして、

「何について、何を目的に議論してたんだっけ?」

とならないようにしましょう。

(3-2)感情的にならない

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「議論」が白熱して「感情的」になると、
「人格攻撃」に走ったり、相手を「傷つける言動」を言う人がいますが、

これは、もってのほかですよ。そこまで行かなくても、
「反論」されると、誰だって多少は腹が立ちます。

ついつい、「感情的な言い方」をしてしまう場合がありますね。

でも、「議論」をするという観点からは、
【感情的にならない】ことが得策といえます。

(3-3)どんな人の意見も聴く(受け止める)

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「誰」が言ったかは、「説得力」という意味で重要ですが、
この事ばかりに囚われていると、

【間違ったフィルタ】が掛けられるか「可能性」があります。

【誰の意見】も、一度は「受け止め」て議論する、
これが重要となります。

(3-4)一歩引いた視点(メタ視点)で見る

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「議論」を【一歩引いた視点(メタ視点)】
見る事も重要になります。

「議論」がどんな【状態】になっているか、
「自分」や「相手」が【感情的】になっていないか、

きちんと「議論」の【結論を出す方向】に進んでいるか、
といった事も考える必要があります。

 

まとめ

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◆有意義な議論をするために

🔻意識すること2点

・議論の目的を意識する

・議論の内容を意識する

🔻4つの注意点

・議論のための議論は避ける

・感情的にならない

・どんな人の意見も聴く(受け止める)

・一歩引いた視点(メタ視点)で見る

Question

たかはしみのる
あなたの、今日の議論の【目的】は何ですか?

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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