相手に「誤前提暗示」をかける方法

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

「誤前提暗示」とは

「誤前提暗示」をご存じですか?

これは、

 「確定していない前提を相手に伝えたうえで、
  相手の判断を自分の思う通りにコントロールする」

という心理テクニックです。

例えば、ファーストフード店で、

 「サイドメニューは、
  ポテトになさいますか?サラダになさいますか?」

と言われた時に、考えてなかったのに、

 「それでは、ポテト。」

と答えてしまった経験があるかも知れません。

人は、もっともらしい前提や選択肢を与えられると、
それ以外の選択肢があるにも関わらず、

 『与えられた選択肢のなかだけで
  ものごとを判断しやすい。』

という傾向があります。

この事により、誤前提暗示が効いてしまうのですね。

 

「誤前提暗示」にかける問い

「誤前提暗示」をかける問いは、ズバリ!、

 「二者択一式の問い」

を行うことです。

部下に今日中に「報告書」を書いて欲しいとき、

×『例の報告書、ちゃんと書いておいてくれ。』

と漠然と言うのではなく、

〇『報告書は、夕方の会議の前に書いてしまう?
  それとの会議の後に書く?』

と問いをすると、
報告書は今日中に書くのが当たり前のようになり、

 「会議の前にちょうど時間があるので、
  先に書いてしまいます。」

という答えが返ってきやすくなります。

このように、ふたつの選択肢以外を
封じ込めてしまうことを

 「二分法の罠」

と呼びます。

 

二者択一のお願いの順番

また、二者択一のお願いをする時には、

 『本当にお願いしたいことを
  選択肢の最後に持ってくる』

とより効果があります。

これは、

 『系列位置効果』

というもので、

 「人は、複数の事柄をリストとして
  提示されると、

  各々の記憶に差異が起こり、
  最後の近い事柄のことをはっきりと
  覚えている 」

という特性を示しています。

 

まとめ

◆「誤前提暗示」とは

 「確定していない前提を相手に伝えたうえで、
  相手の判断を自分の思う通りにコントロールする」

 という心理テクニック。

◆「誤前提暗示」にかける問い

 「二者択一式の問い」(=「二分法の罠」)

◆二者択一のお願いの順番

 『本当にお願いしたいことを
  選択肢の最後に持ってくる』

 とより効果がある。

 

たかはしみのる
◆いつも、応援しています!!

 

※悪用厳禁ですので、ご注意くださいね。

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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