自我消耗
社会心理学者のロイ・バイマイスターの
「意志力」に対する画期的な研究結果に、
以下のようなものがあります。
1.「意志力」の量には限りがあり、それは使うことで消耗する。
2.すべての種類の行動に用いられる「意志力」の出所は1つである。
僕たちは、普段あまりこの事を意識していません。
学校の活動でも、職場の活動でも、
このような法則は存在しないように「意志力」を扱います。
例えば、大きな仕事を達成しようとしている時は、
同時に行われているダイエットは
失敗しやすくなるということです。
仕事に対して「意志力」を発揮すれば、
ダイエットに対する「意志力」は足りなくなるためです。
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自我は消耗します。
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試験に向けて必死になっている人が、
身だしなみに手が回らなくなるのは、
時間が足りないのではなく、
自我が消耗してしまっているからです。
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「意志力」の貯蔵庫は1つで、使えば消耗する。
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「意志力」と「血糖値」の関係
関連するバウマイスターの研究で
もう一つ興味深いものがあります。
それは、
「血中グルコース濃度を安定させることが、持続的な自己コントロールには欠かせない」
ということです。
血中グルコース濃度が高い方が、
「意志力」を発揮することができるということが言えます。
しかし、砂糖など急激に血糖値を上げる食べ物は、
一時的に血糖値を上げた後、急激に下げてしまうので、
意志力はむしろ不安定になります。
このように「有限な意志力」は、
栄養状態に強く影響を受けています。
まとめ
バウマイスターの研究によると
・「意志力」の貯蔵庫は1つで、使えば消耗する。
・規則正しい生活を心がけ、野菜を良く食べ、睡眠を多くとり、
なるべく早い時間帯に大事な仕事を手掛けるほど、
「意志力」を集中的に投入できる。
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】