アドラー心理学:「個人心理学」は【全体論】~分割できない存在である「個人」の心理学~

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

アドラー本、
凄い勢いで増えていますね~っ。

書店で見てみると、
いつの間にか新刊が出ていますもの。

ちょっとだけと立ち読みしていると、
時間の経つのを忘れる今日この頃っす…(^^;;。

さて、今回は…、

その「アドラー心理学」
「個人心理学」と呼ばれる部分のお話です。

サポート役を務めてくれるのは、
僕の「潜在意識」の中に住む愉快な仲間たち、

【ホンキー】【ジャッキー】です。

ではでは、よろしく!

ホンキー
わたしは【ホンキー】です。
普段は、みのるさんの「潜在意識」の中にいます。
詳しい自己紹介は、またゆっくりプロフィールページ書きますね…。
今回はよろしくお願いしま~すっ。
ジャッキー
同じく【ジャッキー】です。
僕も、みのるさんの「潜在意識」からサポート役として登場です。
って、今日のお題は何でしたっけ…?

 

alfred-adler

個人心理学

たかはしみのる
個人心理学について早速見て行きましょう。

これ、一言で言うと、

分割できない存在である「個人」の心理学

という意味です。だから、

【全体論】

という言い方をするのです。

ホンキー
なるほど…。

ということは、わたし【ホンキー】と【ジャッキー】の関係のようなものですね!

ジャッキー
え??。いきなり、何??。
ホンキー
わたしと【ジャッキー】は、
みのるさんの潜在意識の中にいるでしょ。

わたしが「これ、やってみよう~!」って言うと、
【ジャッキー】が「まてまて、もうチョット考えろ…」
とかなるでしょ。

ジャッキー
だね、確かに。

で、みのるさんの中にいるから
分割できない存在である「個人」という意味かな?

でも、「個人心理学」っていうから、

集団じゃなくて個人を重んじる!!

みたいな響きがあるけど…。

たかはしみのる
そこが、ちょっと誤解されやすいところですね。

「個人心理学」って、

Individual psychology(インディビジュアル・サイコロジー)

の日本語訳だから、
正しく意味が伝わっていない場合もあるみたいです。

この individual は、元は

individable(インディバイダブル)

という意味で、

「分割する事のできない」という意味なのです。

ジャッキー
分割できない単位の心理学?
たかはしみのる
「分割できない存在である個人」心理学ってことで、

つまり、【全体論】のことなのです。

ホンキー
「分割できない存在である個人」心理学、つまり【全体論】。メモっておきます。
ジャッキー
な~るほど~。

 

【2元論】の否定

たかはしみのる
【2元論】とは、

-「意識無意識
-「感情理性

など、一人の人間を
「2つの何か」に分けて考えることです。

アドラーはこの【2元論】を否定して、
こんな言葉を残しています。

アドラー
私たちは全体の損得を考え、

自らの目的のために選択して行動している

~アルフレッド・アドラー~

 

感情と理性

たかはしみのる
たとえば、

「つい【感情】に支配され カッ となって【理性】が負けて殴ってしまった」

という事があったとして、

これ、実は「そういうことではない」という考えです。

ホンキー
というと…?
たかはしみのる
「相手を服従させたい」

「自分の想いを理解して欲しい」

などの【目的】を達成するために、

「理性」が「感情」を動かして「殴ってしまう」ということなのです。

ジャッキー
理性と感情が「連携」して、個人全体として「選択」してるって事なんだね…。
たかはしみのる
その通り!

 

心と体

たかはしみのる
たとえば

「飲み会に誘われて、ホントは行きたいんだけど、体調が悪くて…」

という場合を考えてみましょう。

ホンキー
確かに、そういう場合もありますね。

でも、これは「ホントは行きたい」「体調が悪い」
相反しているように思いますが、

この場合も「二元論」は否定されるのでしょうか?

たかはしみのる
そうです。【全体論】で考えるとどうなると思いますか?
ジャッキー
飲み会に行きたい「心」と、
体調悪い「体」が対立してるのではなく、

行きたくないな~!という事で、
体調が悪くなってる

という事かな?

たかはしみのる
学習しましたね。そういう事です。

 

アクセルとブレーキ

たかはしみのる
例えると、

車の「アクセル」「ブレーキ」のような感じです。

ホンキー
何だか、唐突な…(笑)
たかはしみのる
「アクセル」「ブレーキ」

どちらか一方しか装備されていない車があったとして、
どっちに乗りたいですか?

「アクセル」? それとも「ブレーキ」

ジャッキー
どちらか一方って…?

……え~~?

どっちも「イヤ」でしょ~~!。

たかはしみのる
ですよね~!

両方があって、
1つの「車」という存在が成り立ってるからです。

「アクセル」「ブレーキ」
走る道(状況)に応じて、強さを調整して、

ちょうど良い折り合いを付けています。

ホンキー
確かに!
たかはしみのる
例えば、細い路地にを走る時は、
「ブレーキ」多めに踏みますね。

そうしないと危ないから、
「アクセル」「ブレーキ」で折り合いをつけて。

ジャッキー
確かに、反対に「高速道路」走る時には、

そんなに「ブレーキ」踏んでたら危ないから、
今度は「アクセル」多めに踏むもんね…。

たかはしみのる
そうそう、そんな感じです。

 

対立ではなく分業

sprop
たかはしみのる
だから、アドラー心理学では、

たとえば「意識と無意識」「思考と感情」「心と体」が、

「対立」という概念ではなく

「分業」していると考えます。

ホンキー
なるほど、分かってきました…。
たかはしみのる
これら各パーツが「分業」しているだけであって、

統合している「個人」が

様々な「人生の課題」を
【目的】に向かって乗り越えていく、

とう立場を取っています。

ジャッキー
なっとく~!

 

まとめ

たかはしみのる
それでは、まとめです!!
  • 個人心理学とは【分割できない存在】である「個人」の心理学。
  • 個人心理学は【全体論】である。
  • アドラー心理学では、個人の中にあるパーツに「対立」という概念はなく、
    【分業】していると考える。
  • アドラー心理学は、これらを統合している【個人】の心理学である。

 

たかはしみのる
【ホンキー】・【ジャッキー】、今回はサポート役ありがとう。

今後とも「全体論」でよろしく頼みまっすっ!

ホンキー
了解。それでは、また…!
ジャッキー
ばいば~いっ!
たかはしみのる
それでは、今回は、このへんで、さよ~おなら~~♪

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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