アドラー心理学:【認知論】は「その人の世界」は【意識】した情報が全てという話

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

今回のアドラー心理学は、「認知論」についてお伝えします。

 

アドラー心理学の「認知論」

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アドラー心理学をベースにした心理療法は、

個人の小さな「認知のつまずき」から
負のスパイラルに入り込み、

孤立してしまう個人を

社会にスムーズに戻すことを
ターゲットとしています。

人は、つい自分の思いに
とらわれがちですが、

この思いすら、
自分で作り上げたものでしかありません。

今回は、アドラーの

「認知論」

をご紹介します。

 

人は「自分の見たいもの」しか見ない

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人は頭の中で「対話」をし、
常に感想や評価を下しています。

アドラーの認知論とは

 「全ての物事は
  その人のイメージで
  解釈されている」。

わかりやすく言うと

 「自分に関係があることしか
  見ない」

 「人は常に
  自分なりの評価を下している」

つまり、

情報が無いモノについては
語れません。

当人が意識した情報が
「その人の全ての世界」です。

幽霊は現実には存在しませんが、

幽霊を見たと信じる人は存在します。

主観で語られる部分が、
その人の「認知」を表します。

例えば、

 ・「リンゴは」赤い・青い・緑色・黄色・上が赤で下半分が黄緑・etc ・・・
 ・自分は神様のように良い人
 ・あの人は悪魔の使いだ

 

アドラー心理学の背景-人は平等-

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「事実は存在せず、
 ただ解釈が存在する」

これは19世紀の哲学者
ニーチェ(1844生まれ)の
言葉です。

彼は「神は死んだ」とも
言い残しています。

彼の父親は元教師で
プロテスタント・ルター派の牧師でした。

アドラー(1870年生まれ)は
東欧系のユダヤ人です。

両者ともドイツ語圏で教育を受け、

アドラーの言葉と「ニーチェ」

シンクロする部分が多くあります。

ルールと神との契約を
重視のユダヤ教、

それからから派生したキリスト教。

欧州では「カトリック教会」は
信者を支配するシステムへ変化します。

ドイツ語圏でスタートした
「プロテスタント」とは、

「カトリック教会」の
支配に抗議する者と言う意味でした。

「ユダヤ」も
「キリスト教」も
「イスラム教」も

皆同じ神を指します。

この地域の人間は

 「愛と過干渉」

のカトリックに嫌気がさし、

アメリカに「自由」な
新天地を求め移民します。

アメリカ人が
自由を求めるのはこれが原因です。

彼らが大事にする「自由」とは、

他人様に「祈る」ものを
指図されないということです。

 

アドラー心理学を理解する前に

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聖書には、

神に近づこうとした
「バベルの塔」
トピックがあります。

塔の完成まじかに、
神の怒りに触れ、

人々はお互いの言語が
通じなくなり、

完成できなかったと
言われています。

昔は、何もかも
神様のせいにしておけば
何とかなりました。

しかし、

言語と地域と時間を超える
インターネットでの
情報アクセスが可能になった現在、

「知識」や「認知」のバベルの塔は
完成してしまいました。

アドラーの根本は、
感情で思考をかき乱される前に、

冷静なれる方法を示しています。

 

まとめ

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たかはしみのる
それでは、まとめましょう…!

アドラー心理学の「認知論」

・全ての物事はその人のイメージで解釈されている。

つまり…、

・当人が意識した情報がその人の全ての世界。

たかはしみのる
今回は、このへんで…。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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