【超基本】コミュニケーション能力を上げて『好かれる』心理効果【コミュニケーション心理学】

たかはしみのる

ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】

こんにちは。

笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。

今回も、ご覧いただき、
ありがとうございます。

今回は

好かれるには『何度も会う』のが効果的
(単純接触効果/ザイアンス効果)

というテーマでお送りします。

この効果は、とても有名ですね。

聴いたことあるよ~!
というかたもいらっしゃるかも知れません。

これは、接触回数が多いと好意を抱き
やすくなりますよ~、という事なんです。

そして、今回は、具体的な使用法や
注意もお伝えしていきますね。

これ、難しいことではありませんが、
知らずに損をされているかたも多いものです。
 
最後までご覧頂き
ご活用いただけたらと思います。

【この記事を読むと】

単純接触効果/
 ザイアンス効果が分かる

ビジネスで活用できる

恋活・婚活にも効果的

【1】ザイアンス効果とは

①ザイアンス効果とは

ザイアンス効果(単純接触効果)
✅アメリカの心理学者
 ロバート・ザイアンスさんが提唱。

✅ある対象への接触回数が増えると
 好意レベルが高まる心理効果。

ということなんです。

ここで大切なのは、時間が長さではなく
回数が多いこと、なんです。

大切なのは…
(✕)時間の長さ

(◎)回数が多い

例えば、恋愛で
つきあい始めた頃を考えましょう。

●どちらが好意レベルが上がるか?
A.お休みの日にタップリ6時間デート
B.会える時に1時間ずつ6回会う

じつはこれ、Bのほう
お互いの好意レベルは上がります。

もちろん、長く一緒にいたい気持ちも
無理に抑えるなくて大丈夫です。

ただ、「また次に…」と切り上げるのも
効果的という事なのです。

覚えておいて、損はないですよね。

という事で、ポイントは…

Point
✅ザイアンス効果とは
 「ある対象への接触回数が増えると
  好意レベルが高まる心理効果」

✅ 時間数 < 回数

②ザイアンスの実験

ザイアンスさんの実験では、大学生らに
多くの人の顔写真をランダムに見せました。

このとき、写真によって…

1回見せる、2回見せる…と
見せる回数を変えて見せたのです。

そして、その後に、0回の人の写真も含めて
各写真の人の好感度を7点満点で尋ねました。

ザイアンスの実験結果
✅見た回数が多い写真ほど、
 好感度が高かった。

10回を越えると、
 好感度の上昇傾向が
 極端に落ちた。

そして、この実験では、顔写真ですが
その後も研究が重ねられました。

結果的に、ザイアンス効果の対象は
多岐に渡ることが分かっています。

ザイアンス効果の対象
✅図形
✅漢字
✅音楽
✅味
✅におい

などがあります…。

私の経験で、思い当たる事があります。 

「安いから…」という理由で
行きはじめた食堂がありました。

味は、最初はイマイチな感じでした。

ただ、繰り返し食べているうにち、
この味がいいんだよな~となりました。

まさに、ザイアンス効果が
「味」に効いていたのだと思います。

この他にも、音楽や匂いなど
多岐に渡りますので参考にしてくださいね。

Point
✅ザイアンス効果は実験によって
 明らかになった。

✅対象は、図形・漢字・音楽・味・
 においなど多岐にわたる。

③知覚的流暢性誤帰属

ザイアンス効果の原因には諸説あります。
その中で有力なのが…

「知覚的流暢性誤帰属」というものです。

知覚的流暢性誤帰属
知覚の処理のしやすさで
 対象への親近性が高まる。

例えば、対象が「人」の例です。

最初に会うと、顔・名前・職業・趣味など
知覚しなければならない事が多いですね。

知覚処理(五感で外界を捉える)に
負担がかかるのです。

すると脳は「大変だな」と
感じることになります。

しかし、回数が多くなってくると

「この人はこういう人だ」と
分かっています。

したがって、知覚処理が
スムーズになってくるのです。

そうすると、この相手に対して、脳は

✅「居心地(いごこち)がいい」

と感じるというわけです。

これが 有力な原因とされていることです。

Point
✅ザイアンス効果の原因は
 知覚的流暢性誤帰属説が有力

✅脳はめんどくさがり

✅脳は何度も接触してスムーズに
 知覚できる対象に好意を持つ。

【2】応用範囲

①ビジネス

マーケティングや営業など
様々な場面で使われています。

営業なら、足繁く通っていると、お客さまから
親しく感じてもらえる効果がありますね。

SNSなどの広告
最初は何も気にせずスルーしています。

ただ、繰り返して見ていると
気になりポチッと押してみたりしますね。

そして 一番よくあるのがテレビのコマーシャル

お店に買い物に行った時に、コマーシャルで見た
商品があるとついつい選んでしまいますね。

マーケティングでは、
セブンヒッツ理論というものがあります。

セブンヒッツ理論
✅広告に7回接触すると
 購入率が高まる

ザイアンスの実験でも10回を越えると
効果が減少します。

ですので、7回あたりは効果が上がりきる
ポイントなのかも知れませんね。

Point
✅ビジネスでは
 マーケティングや営業など
 様々な場面で使われている。

セブンヒッツ理論
 広告に7回接触すると購入率が高まる

②選挙

選挙カーが来て、何だかな~と
思うことは多いものですね。

ただ、その選挙カーも、繰り返し回ってくると
段々と親近感が湧くこと、ありますね。

また、駅で毎朝 挨拶してくれる候補者さんも
回数が増えると親近感が湧いてきます。

Point
選挙でも応用される。

✅ポスター・選挙カー・
 街頭演説や握手の回数など

③恋愛

好きになる人って よく会う人が殆どですよね。

最初は、ただの友人・同僚と思っていても
回数が重なると親近感が湧くものです。

ボッサードの法則というものがあります。

ボッサードの法則
✅つきあっている2人の
 住んでいる場所が近いほど
 結婚に至る確率は高かった。

というものです。

これも簡単に会えるので、ザイアンス効果が
効いていると考えられますね。

Point
恋愛対象は、よく会う人が多い。

ボッサードの法則
 住んでいる場所が近いほど
 結婚に至る確率は高かった。

【3】注意点

①過度の接触はNG

ザイアンスの実験でも、10回を越えると
効果が激減すると、結果が出ています。

とにかく回数を増やせば、という
事ではないことに注意しましょう。

ザイアンス効果を狙っても、10回以上で
効果が出なければ、考えものです。

一度 様子を見て 作戦を練り直すのも
良い判断と言えそうですね。

Point
10回を越えると効果は薄い。

✅様子を見て作戦変更へ。

②最初の印象も大切

ここ 間違えないで頂きたい注意点です。

ザイアンス効果は、

最初の印象が悪い場合には
逆効果となってしまいます。

最初の印象が「普通~良い」場合に
効果が発揮されるのです。 

このあたりは
最初の相手の反応を見て考えましょう。

また、最初の印象が大切という意味では、
アッシュが提唱した初頭効果があります。

初頭効果については、

今すぐできる!自分に自信をつける超簡単メソッド【厳選5個】(最適化心理学)
で解説しています。

今すぐできる!自分に自信をつける超簡単メソッド【厳選5個】(最適化心理学)

そちらも参考にして頂けたらと思います。

Point
✅最初の印象が悪い場合の
 繰り返し接触は逆効果

✅最初の相手の反応を
 見極めよう。

✅第1印象を良くすることも
 大切になります。

③意識に上らなくて良い

この単純接触効果は
相手の意識に上らなくても大丈夫です。

少しむずかしい言葉ですが、

閾下(いきか)単純接触効果という
言い方をします。

閾下(いきか)単純接触効果
✅意識に上らなくても
 効く単純接触効果

人間には「無意識」の領域があって
この「無意識」は大きな力があります。

意識に上らなくても、無意識に蓄積されれば
大きな効果を生むものです。

たとえば、
通勤途中に電車でチラッすれ違う場合。

全く意識していなくても、

閾下単純接触効果が働いて
無意識に親近感を感じている場合が多いもの。

また、聞こえてくる音楽、
ただよう香りなども、

「閾下」の対象となります。

意識しない間に引き寄せられる
対象であること、覚えておきましょう。

Point
閾下(いきか)単純接触効果
 意識に上らなくても単純接触効果
 は効いている。

✅視界に入る、音楽が聞こえる、
 香りがするなども有効

【4】まずやる事

①一人作戦会議

ザイアンス効果が使える
作戦を考えてみましょう。

(例)
✅相手と同じクラス・講座に参加するなら近くに座る。
 (視界に入るだけで「閾下単純接触効果」が見込める。)

✅相手にLINEやSNSで1~2週に1度ほど連絡を取る。

✅やったほうが良い事は細切れにする(回数を増やす)

【まとめ】

●ザイアンス効果

【1】ザイアンス効果とは
①ザイアンス効果とは

✅ザイアンス効果とは
✅ある対象への接触回数が増えると
  好意レベルが高まる心理効果。

✅ 時間数 < 回数

②ザイアンスの実験

✅ザイアンス効果は実験によって
 明らかになった。

✅対象は、図形・漢字・音楽・味・
 においな ど多岐にわたる。

③知覚的流暢性誤帰属

✅ザイアンス効果の原因は
 知覚的流暢性誤帰属説が有力

✅脳はめんどくさがり。

✅脳は何度も接触してスムーズに
 知覚できる対象に好意を持つ。

【2】応用範囲
①ビジネス

✅ビジネスでは
 マーケティングや営業など
 様々な場面で使われている。

✅セブンヒッツ理論
 広告に7回接触すると購入率が高まる。

②選挙

✅選挙でも応用される。

✅ポスター・選挙カー・
 街頭演説や握手の回数など

③恋愛

✅恋愛対象は、よく会う人が多い。

✅ボッサードの法則
 住んでいる場所が近いほど
 結婚に至る確率は高かった。

【3】注意点
①過度の接触はNG

✅10回を越えると効果は薄い。
✅様子を見て作戦変更へ。

②最初の印象も大切

✅最初の印象が悪い場合の
 繰り返し接触は逆効果。

✅最初の相手の反応を
 見極めよう。

✅第1印象を良くすることも
 大切になる。

③意識に上らなくて良い

✅閾下(いきか)単純接触効果
 意識に上らなくても単純接触効果
 は効いている。

✅視界に入る、音楽が聞こえる、
 香りがするなども有効

【4】まずやる事
①一人作戦会議

✅ザイアンス効果が使える作戦を
 考えてみよう。

 

たかはしみのる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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