部下を叱れないリーダーに、叱る「前提」と「極意5カ条」をご紹介します。
叱る「前提」
叱りに「部下への期待と信頼」があること。
そして、それを部下に伝えること。
自分の責任において、思い切って仕事をまかせるなど、
期待と信頼を行動で表すこと。
叱る「極意5カ条」
1.すぐ叱る
「後で叱る」「タイミングを見計らって叱る」
など先延ばしせずに、直ちに叱ります。
パッと叱ってその後は蒸し返さない事が、
感情的なしこりを作らないコツです。
2.「1対1」で叱る
会議の場など、人前で叱り始めるのは最悪です。
「恥をかかされた」という感情につながり、
後に尾を引きやすくなります。
会議室、ミーティングルーム、
廊下の隅などで「1対1」で叱るべきです。
3.人格否定しない
叱っているうちに興奮してしまい、
相手の人格攻撃をはじめてはいけません。
叱るときには、起きたことや結果、
選んだものについてのみ批判し、
その人自身をネガティブな言葉で
傷つけてはいけません。
これができれば、相手も叱っている意味を
受け入れやすくなります。
4.叱ったら褒める
人を成長させるには、
叱ることと褒めることの両方が必要です。
1つ叱ったら、
3~4褒めるくらいの気持ちでいましょう。
叱る、褒めるのバランスは、
シーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
組織に緊張感を持たせたい場合や、
後々引きずらないようにしたい場合など、
場面によって工夫しましょう。
5.常に公正さを意識する
「自分ばかり叱られている」と
相手に思わせてはいけません。
期待しているなら、
誰にでも同じ基準で接していることが明確に伝わるよう
「公正さ」を強く意識したいものです。
まとめ
<叱る前提>
・部下への「期待と信頼」があるり、それを部下に伝える。
<叱る「極意5カ条」>
1.すぐ叱る
2.「1対1」で叱る
3.人格否定しない
4.叱ったら褒める
5.常に公正さを意識する
ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】