目標設定理論
目標設定理論というものがあります。
これは、目標を設定することが
モチベーションやパフォーマンスに
どんな影響を与えるかということです。
心理学者のロックとレイサムは、
目標設定の効用について、
以下のようにまとめています。
(1)生産性を高める
(2)仕事の質を高める
(3)何が期待されているかを明確化する
(4)退屈感を軽減する
(5)達成することで成果・仕事の満足感が高まる
(6)達成することで同僚・上司の承認が得られる
(7)フィードバックと承認が無意識に成果を押し上げる
(8)仕事への自信や誇りを強める
『具体的』な目標が必要なわけ
ビジネスの場面を考えましょう。
部下の目標を設定するときに、
最善を尽くすような目標設定が
良いでしょうか?、
それとも、
具体的な目標設定を行うのが
良いでしょうか?
これについては、さまざまな実験により
検討が行われてきました。
その結果、
× 目標をあいまいにして
最善を尽くさせた場合
よりも、
◎ 具体的な目標を設定した場合
のほうが、モチベーションも高く、
パフォーマンスも良いことがわかりました。
理由はこのようなものです。
・最善を尽くす場合には
「これくらいでいいだろう」と
自分に甘くなってしまう。
・成果の評価について、
評価者である上司と、
最善を尽くしたつもりの部下の
「最善の水準」にズレが生じ、
双方の不満の原因になる。
部下の考え:
「こんなに頑張ったのに
何で評価したくれないんだ。」
上司の考え:
「もっと本気になって取り組んでほしい。」
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ビジネスコミュニケーション最適化コーチ たかはしみのる です。こんにちは。この記事は、こんな私が書いています。▶IT業界で人間関係に悩み、コミュニケーションの学びを開始。NLP資格取得・コーチングライセンス取得・アドラー心理学を学ぶなど、小さな学びから始めて大きな成果がでることを実感し、企業研修講師 ・プロコーチ・コーチングスクール講師・オンライン講師 などで活動中。▶【プロフィール】